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確率機にまつわるetc

はろはろ〜♪
時代が変われば人も変わる。
人が変わればニーズも変わる。
ニーズが変わってもクレーマー・転売屋の言い分は変わらないw

はい!
というわけで、いまやゲーセンでは当たり前に設置されている【確率機】と呼ばれる景品機のお話です。
めんどくさいからもう全部ぶっちゃけます。
特に、店員にマウント取りたい三下転売屋はよく読んでねw

まず大前提として、確率機とは【救済機能付き景品機】のことを指します。
これは、かつて確率機がなかった頃、技術と知識を兼ね備えたプレイヤーでなければ高単価景品(フィギュアとかデカいぬいぐるみとか)を獲得しづらかったために開発された、いわば自動販売機のようなものです。

確率機の設置が当たり前になってからは、各メーカーその仕様にパターンを持たせるようになりやがったからタチが悪い。

確率機は基本的に、設定金額に到達すると救済が発動して獲得に至る仕様ですが、昨今では機械によって
・到達以降、獲得までずっと救済継続
・到達時に規定回数救済発動、そこで取れなかったら数回後に再び救済発動、以降獲得までこの数回おきのループ
・設定金額内のどこかで救済発動、獲得時に内部カウンターリセット、次回も設定金額内のどこかで発動、というランダム抽選ループ
など、さまざまなタイプがあります。

で。
このぐらいは説明書に記載があるのですが、問題はその細部。

先述の通り、確率機は基本的に設定金額到達で景品が獲得できます。
そして獲得時に内部カウンターを自動リセット。
大手メーカーが作った機械なら、ほぼこの機能を備えていると言っていいでしょう。

やべーのは大手じゃないメーカーが作った確率機。
これ、モノによっては【累計加減算方式】だったりします。
ようは、偶然設定金額より早く、または遅く出た場合、次の人にしわ寄せがいく、というものです。

例として、設定金額3000円の景品があるとします。
内部カウンター自動リセットタイプだと、獲得に3000円かかろうがかかるまいが、次も3000円で出ます。
しかし、累計加減算方式の機械で3000円設定の場合、1個目が2000円で出てしまうと、次は4000円かかることになります。
逆に、1個目が4000円かかった場合には、次は2000円で出る、ということです。

怖いですねぇ。
恐ろしいですねぇ。
そのせいで、過去何度も酷い目に遭いました(´-ω-`)
接客対応的な意味で。

しかも、この詳細、メーカーに聞いても教えてくれません。
弊社の上層部も知らない模様。
なぜ僕が知り得たかというと、同じような目に遭った同僚が実際に現金を使ったテストを行い、複数回のサンプルを取った結果、そういう仕様であることがわかった、と教えてくれました。

自社製品の詳細をひた隠しにするようなメーカーの機械使うなよ…
使わせるならせめて詳細ぐらい調べとけ!
対応すんの、現場の人間なんだぞ…
本気で仕事辞めようと思うぐらい、けちょんけちょんに言われるんだぜ…

そんなピンキリある確率機ですが、今時は動画サイトに攻略動画なるものがいくつもあるらしいですね。
そういったものを本気で信じてる方々には申し訳ないですが、
『攻略法は、出回った時点で攻略法ならざるものである。もし出回った攻略法が使えるなら、それは在庫処分用である』
と断言します。

次から次へと景品が届く中、機械の台数はそうそう増えないので、結果として不人気の景品を叩き売りして場所を空ける。
知れ渡った攻略法が使える機械は、店にとっては程のいい在庫処分機です。
その機械に人気の高い景品が入ってる店なんてないと思いますよ。
人気の高かった、という過去形が当てはまる景品は入ってるかもしれませんがねw

以上、現職者による確率機のお話でした。
これを見て、店員にマウント取りたがる三下転売屋が少しでも減ることを祈ります。
それだけが私の願いです…

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