見出し画像

大流行したサイテーな言葉が先生に何故かハマってしまった話【小学生時代の記憶を28歳の自分が考察してみた⑲】

友達に人生初めての彼女が出来たよって報告と、自分の全く使ってないマッチングアプリの自動更新支払い17800円をほぼ同時に知ってこの世の喜びと悲しみのプラマイゼロを堪能しています。なかやです。

前回はMMORPGにハマっていたときの僕が、卑怯な作戦を思いついたときのことを書きました。自分だけが楽をして、人に働かせて同じ利益を得るなんて許されるはずもないことに早く気付くことが出来てよかったです。逆に自分が一番頑張ってると自信を持って言えるようになりたいですね。

本編に入ります。小学5年生は激動の年だったのか、まだ少しだけ続きます。僕は、先日書いたように、お楽しみ係に入っていました。

(詳しくは↓の記事を良かったら参照してください)

このお楽しみ係は、ネタや出し物をする以外にも、クラス内の企画を発案する役割も持っていました。その中で僕が発案した企画が「クラス内流行語大賞」でした。毎年年末にあるアレのオマージュだと思ってくれると分かりやすいと思います。これがみんなの心を掴み、この企画はめちゃくちゃ盛り上がりました。そして、ある単語が流行語大賞に決まりました。読者のみなさんも何となく聞いたことがあるのではないでしょうか?共感したらコメント欄で教えてくれると嬉しいです。流行語大賞の言葉とはこれでした!!!

「ネッチュクチュ」

・・・・・・どうでしょうか?僕が急にトチ狂って中途半端に笑いを誘おうと思って変なことを言いだしたのではなく、本当にこの言葉が大賞に輝きました。単純に語感の面白さだけで男女問わず投票が固まり、ぶっちぎりの大賞でした。しかし、語感はすこし面白い感じがあるものの、この「ネッチュクチュ」という単語、実は俗に言う「○○菌タッチ」みたいな反道徳的鬼ごっこの際に使われるワードでした(あくまでも特定の人物にいじめで使われるというものではなく本当に汚い物を触った人とかが自己発信で始めたりする感じのノリでした)。僕はそれを知っていましたが、自分の企画が盛り上がったことで気持ちよくなったこと、何より担任の先生にこの言葉がめちゃくちゃ何故かハマってしまったことにより水を差すことは出来ませんでした。これが原因のいじめとかがある訳じゃないしまぁいっか位でした。

ところがその後、事態は急展開を迎えます。しばらくして、毎年恒例の、クラスごとに劇を発表する学芸会が迫ってきました。僕らのクラスも話し合いの末、「千と千尋の神隠し」と「クラスのみんながタイムスリップする」という2つの要素を掛け合わせた、かなりトリッキーな設定の劇をすることになりました。どんな話し合いをしたらこんな設定にたどり着くんやという全読者のツッコミは置いておいて、要約するとこの話は、「タイムスリップして散り散りになったクラスのみんなが、千と千尋的な経験の末、最後には全員集合して大団円」という内容でした。正直僕が何の役をやったかは覚えていません。

では何故この話を取り上げたのか?その理由は、僕らを1つにする物語のキーワードとなる合言葉に、なんと「ネッチュクチュ」が採用されたからです。完全に担任の先生にハマった結果だと言えます。しかもこの担任の先生は音楽の先生だったため、この劇のために「ネッチュクチュ」をモチーフとしたオリジナルソングを作ってしまいました。児童思いであると同時に、才能の無駄遣い全開です。しかもこの歌が訳わからなさ過ぎて僕はいまだにほぼフルコーラス覚えています。せっかくなので歌詞を掲載させてもらおうと思います。

『ネッチュクチュのテーマ』

ネッチュクチュ×2(※パンパンパン)これは過去に流行った言葉

ネッチュクチュ×2(パンパンパン)これは言葉を超え時を越える

僕らは今 タイムマシンに乗って 過去に帰る〇組へ

未来に向かって飛び出そう Go to the future!!       ※手拍子

こうやって書き起こしてみるといい感じにネジが何本かぶっ飛んでて最高の歌だなと感じます。これを劇の最後に真面目に歌うってセンス凄すぎる。

もし音声が欲しいという奇特な声がありましたらコメントやTwitterのDMで言ってくださると僕の生歌データで対応させていただくかもしれません。

なにはともあれ、劇はそれなりに盛り上がり、ネッチュクチュはクラス替えが行われるまでしっかりクラス内で流行り続けました。しかしながら、ネッチュクチュの本当の意味を未だにこの担任の先生は知らないまま今に至ります。先生、ほんまはちょっとアカン寄りの言葉やって打ち明けなくてごめんなさい。でもおかげでnoteに書く話題が1つ増えました。ありがとうございます。それでは今日のおさらいです。

・クラス内流行語大賞を企画し、「ネッチュクチュ」が大賞に輝く。

・「ネッチュクチュ」の意味を知らない担任の先生にドハマりする。

・学芸会で先生作の「ネッチュクチュ」をモチーフにした歌を歌う。

・先生には本当の意味を打ち明けられないまま今に至る

と言った感じです。今後の人生で使う予定だったネッチュクチュって言葉の9割以上をここで消費した気がします。きっとあの当時僕以外にもネッチュクチュを使っていた友達もあそこまで担任の先生にハマると思ってなかったんやろなとか同級生とか何人がこの言葉を憶えてるんやろなぁとか考えるとちょっと感慨深いです。ほんまにネッチュクチュを合言葉にクラスが集合した時にはこの記事がめちゃくちゃバズると思うのでそのときを心待ちにしたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

もし、とても面白かったり感動したり大きく心を動かされた方はスタンディングオベーションの代わりにサポートをしていただけると嬉しいです!「なかやのこと応援してるよ!」を形にしたい場合にも是非!(こっちがメイン)