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高配当株を始めるために覚えておきたい用語

最近、高配当株に興味を持ち始めた。将来の経済的な安定を目指して、定期的な配当収入を得ることができる投資先として魅力を感じている。そこで、今までに学んだ基本的な用語を整理してみた。これは、後で振り返りながら実践していくための自分用のノートだ。

売上高(Sales Revenue)

売上高とは、企業が商品やサービスを販売して得た総収入のことだ。これは企業の経済活動の規模や市場での競争力を表す重要な指標となる。売上高が増加している企業は、通常、成長していると考えられるが、それだけで投資を判断するのは早計だ。売上高が高くても、コストがそれ以上にかかっている場合、利益が出ないこともある。

EPS(Earnings Per Share: 一株当たり利益)

EPSは、企業が稼いだ純利益を発行済み株式数で割ったもので、一株あたりの利益を示す指標だ。これにより、投資家は企業の利益力を株主の立場から評価することができる。EPSが高いほど、企業は株主に対して多くの利益をもたらしていると考えられる。ただし、EPSが高いからといって必ずしも高配当が期待できるわけではない。企業が利益を再投資する場合、配当金として株主に還元されないこともあるからだ。

配当利回り(Dividend Yield)

配当利回りは、株価に対する年間配当金の割合を示すもので、高配当株を選ぶ際の重要な指標となる。計算式は以下の通りだ:

配当利回り = (年間配当金 ÷ 株価) × 100

例えば、株価が1,000円で年間配当が50円の場合、配当利回りは5%になる。配当利回りが高い株は、定期的な収入を得たい投資家にとって魅力的だが、注意が必要だ。利回りが異常に高い場合、それは株価が急落しているためかもしれないし、企業の将来に対する不安を反映している場合もある。

配当性向(Dividend Payout Ratio)

配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち、どれだけを配当として株主に還元しているかを示す指標だ。配当性向の計算式は以下の通りだ:

配当性向 = (年間配当金 ÷ EPS) × 100

この割合が高いほど、企業は利益を株主に還元する姿勢が強いと考えられる。ただし、配当性向が極端に高い場合、企業が利益のほとんどを配当に回しており、再投資や事業の成長に使う資金が不足している可能性もある。一般的には、配当性向が50%から70%程度の企業が健全とされる。

ROE(Return on Equity: 自己資本利益率)

ROEは、企業が株主から預かった資本をどれだけ効率的に使って利益を上げているかを示す指標だ。計算式は以下の通りだ:

ROE = (純利益 ÷ 自己資本) × 100

ROEが高いほど、企業は効率的に利益を上げていると評価される。特に、長期的に高いROEを維持している企業は、強い競争力を持ち、持続可能なビジネスモデルを有している可能性が高い。

まとめ

高配当株に投資する際、これらの指標を理解し、企業の財務状況を総合的に評価することが重要だ。単に配当利回りが高いからといって飛びつくのではなく、売上高、EPS、配当性向、ROEなどの指標をしっかりと確認し、自分の投資戦略に合った企業を選ぶことが大切だ。今後もこれらの知識を深めつつ、実際の投資に活かしていきたいと思う。


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