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諦める力(前向きに諦めて、新しい人生をつかむ考え方)

この記事は、

・諦めることにネガティブなイメージがある人
・現状に対して逃げたいと思っている人
・諦めるタイミングがわからない人

という人に為末大の「諦める力」について紹介します。

「諦」の字には、あきらかにするという意味があります。

自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにしてよく理解し、
今、この瞬間にある自分の姿を悟る。

そして、前向きに諦めることから、
自分らしい人生を切り開くキッカケとなることを願います。


諦めるための考え方

目的と手段

多くの人は手段を諦めることが諦めだと思っている。

だが、目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのだはないか。


悪いことか

勝ちやすいからは、動機が不純なのか?

目的へ向かい、勝ちやすい所へ戦略的に移動するべきだと考えます。


サンクスコスト

せっかくここまでやったんだからという考え方に縛られる傾向がある。

願望を希望と錯覚してズルズル続けている人は、やめ時を見失いがちだ。

願望は確立を捻じ曲げるからである。


飽きたという理由でやめてもいい

人生は有限だ!!

限られた生であれば、自分に合うものをできるだけ早く見つけだすほうがいい。

自分に合う面白そうなものがみつかったとしたら、
今やっていることをやめて、そちらをやるのは理にかなっている。


続けること

いいことなのか?

成功しなくても、好きでやっているのだからそれはいい。

しかし、努力すれば、いつか成功できるはずと
努力をすればどうにかなるという考え方だと、
成果がでないままズルズルと続けてしまう。

自分に合った得意なものを選択しよう。


代償

人生の可能性を減らしていく過程でもある。

年を取るほど、なれるものやできることが絞り込まれていく。

周囲の人は、応援してくれるが
失敗したときの代償は、見て見ぬ振りをするのだから。


諦める前にできること

目的を見直す

そもそも、自分は何をしたいのか?

自分の思いの原点にあるものを深く掘り下げていくと、
目的に向かう道が無数に見えてくる。

道は1つではないが、1つしか選べない
だから、Aという道を行きたければ、Bという道は諦めるしかない。

最終的な目的に到達することと、何かを諦めることはトレードオフなのだ。

何1つ諦めないということは立ち止まっていることに等しい。


環境を変える

同じシチュエーションの中だけで考えているかぎり、
固まった思考から抜け出すことはできない。

まったく違うところに身を置くと、価値観ごと変わってしまうことはよくある。
今は常識だったことも違う環境では常識ではないこともある。

現状から一度離れてみるといい。


諦めるタイミング

この瞬間という明確なタイミングはない。

やめたことが正解かどうかということは、その瞬間はまったくわからないもの。

後から考えて正解だったと判断できるようにすればいい。

そのために、日頃から希望と願望との違いを客観的に見る癖をつきておく。
人間は本気で挑んだ時に、自分の範囲を知ることができ、
手加減していたら本当の限界値がわからない。

諦めるためには、自分のなかで「納得感」をもって終わるしかない。

この時期でこれができていなければ終わりにする。
という基準を繰り返し設定することが必要になっている。


まとめ

・継続することが正義という考え方に対して違う視点から見てみよう。

・諦めることによって悪循環から切り抜ける可能性がある。

・目的を持ち、手段はトレードオフ。自分が得意なことに時間を使おう

・諦めるために小さな基準を繰り返し設定して、基準を超えることができなかったら諦めてみる。

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