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「深夜営業美容室」 遠方からの集客成功事例

From:柳岡亮


「深夜営業の美容院」に、
わざわざ遠方から来る客がいる深い理由

こちらをお話ししていきます。


コンビニの24時間営業が
見直されようとしていますが、
さまざまなお店や病院など、
深夜営業を必要とする声は
依然として多くあがっています。


遠方からも足を運ぶ人もいるという、その美容院の特徴とは?


夜となるとお客さまがついついと
本音を漏らしてしまう、、、、


深夜営業の美容室があります。

午後4時~午前2時まで、
夜限定で営業しています。


元々は、日中に営業する、
ごくごく普通の美容室でした。

しかし、
お客さまのとある言葉がキッカケとなって、
深夜営業に切り替えることにしました。


「夜、閉まるのが早い!」。

この言葉を聞いた時に
夜に利用したいお客さまは
意外と多いのかもしれないとオーナーは考えました。


美容室は現在約25万店舗、
コンビニは約5万店舗あります。

美容異質の方がコンビニの5倍も多く存在しており
人口の減少にともなって店舗1つあたりの
お客さんの争奪競争も年々に激しくなってます。


このような状況で
普通に営業しているだけだは、
いずれ潰れてしまいます。


ーーー

そこで
オーナーは何をしたのかというと、
深夜営業に転換しました。

営業時間を変えることにより、
いままでその時間帯に利用したくても
できなかったというお客さま層を
獲得出来ました。

その結果、たくさんの常連さんを
獲得することができました。


深夜の利用を望む人は、
予想を超えていたのです。

仕事帰りにサッパリしたいという人、
休日は趣味に時間を使いたいという人、
急な葬儀があり、夜のうちに髪を整えたい
商談が入って髪を切りたい

などなど、
いろんな理由があって集まってきます。


店側の配慮としては夜なので、
なるべくお客さまを待たせないように、
予約優先としています。

また、
丁寧な仕事をするために、
予約時間に余裕を持たせ、
ひとりひとりに時間を掛けるようにしています。


このことにより、
さらにお客さまからの評判も良くなって、
口コミでどんどん広がっていきました。



そして、深夜は街の騒音も少なく、
静かな空間で、お客さまとオーナーだけの時間。

自然と会話が弾み、
すぐに親しくなってしまいます。

普通の美容室のような、
ありきたりな世間話や
ヘアケアの話だけではなく、
お客さまはプライベートなことまで、
話すようになります。

人間は夜になると自分のことを
話しやすくなるというのがあり
その心理がそうさせるのかもしれません。

丁寧な口調ながらも敬語を遣わない、
店主のフランクな話し方が、
お客さまの心をほぐしているようです。

お客さまと美容師という
関係ではなく、話し相手、友人として、
深夜にやって来るのです。


このお店は兵庫県神戸市にあるのですが、
淡路島や大阪など、遠くから
わざわざこの店に髪を切りにくる人も
少なくないそうです。


塩浦からもわざわざ行くというのは
深夜に開いているからという
理由ではなく、オーナーと話しをするために
オーナーがやってくれるから
という理由で来ているんですよね。

これが、マーケティングでいう
『USP』(ユニーク・セリング・プロポジション)です。

簡単にいうと
他にはない、あなただけの独自の特徴です。

他の業界で
具体例をあげると

ドミノ・ピザなんかは
30分以内にお届けできなければ
代金はいりません。とか言ってますし

Appleなんかは
オシャレ、かっこいいを売り出してます。


美容室に限らずいまの世の中は
類似商品が溢れている中で
『普通の店』から脱却するには
USPを出す、コンセプトを尖らせるのが
必須の条件になっています。

今回の美容室では
深夜営業を始めたら、
お客さまとのより親密な関係が生まれ、
経営の安定へと繋がったという事例です。

深夜営業はどこもやっていないので
ライバルがいない場所に
自らいったわけです。


深夜営業という戦術は、
いままでなら大手チェーン店とか大企業が
やるものでしたが、個人店にも
その波がやって来そうですね。

むしろ、そうしなければ、
生き残れないのです。

歯科医院や動物病院などでも、
深夜営業となっているところはあります。

僕が通っている
歯科医院は予約不要!当日OK!
というのを大体的に推し出しています。

これだけでも、
急に歯が痛くなった場合に
「あ、あそこなら当日でもいける!」
という認識さえしてもられば
それだけで勝手に来てもらえます。


深夜に需要があることは
間違いないので、
今後も増えるはずです。

また、
増えて欲しいと望む人も多くいます。

スーパーやコンビニでは、
24時間営業を見直すところも出てきていますが、
世の中の人々は必要としているのです。


あなたのビジネスで
他のライバルとの違いはなんですか?

あなただからできること
あなたにしか提供できないこと
それは何でしょうか?

必ず1つはありますので
紙に書き出してみてください。

この行動が
遠方からお客さんを呼び込む
第一歩になるかもしれません。



ー柳岡亮

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