見出し画像

沖縄県伊平屋島という神の島に行きました。

ある方に教えて頂き、沖縄県伊平屋島という小さな島に行きました。

沖縄県の最北端にある、人口約1200人の島です。

南北に細長い島は、日本の本州のようなかたちをしています。

港のある中心部は商店や飲食店、学校がありますが、北の方は神聖な場所で家もありません。

画像1

ついてまず、海の青さにびっくり!

珊瑚の森がすごかったあー!!!

画像2

島の最北端には、神木とされる久葉(クバ)ばかりが生茂る山や、

画像3

天照大神が隠れたとする天の戸岩、クマヤ洞窟などがあります。

画像4

入り口がほんっとに細くて、え、これ??ってくらいなんですが、

入るととてつもなく大きい空間があります。

とてもじゃないけど、私は写真をとる気になれませんでした。

というか、私の中で色々起きて、大変でした。笑


島の北側と集落のある南側はまた違った雰囲気。

画像5

先日、「虹の戦士」という本を読みました。

アメリカン・インディアンの歴史や文化を現代に伝えてくれる本ですが、

そこに、

"男の人は全員が父親で、女の人は全員が母親。だから、寂しい想いをする子どもがいない"

というようなことが書いてあって、

伊平屋島はその文化が残っていました。

誰が誰のおじーやおばーなんて関係ない。

もっと昔は、仕事が終わったら人の家でご飯食べて帰る、とか、

誰もいなくても居間に用意してあるお茶とお茶菓子は、いつでも誰でも食べていいとか。


島の人は口を揃えて、

「島に悪いやつは居ないよ。」

って、いいます。





私は、伊平屋にあてもなく、計画もなく、宿もなく来ました。

流石に野宿は寒いな、と、観光協会さんに伺ったところ、島尻という区の公民館に泊まらせていただきました。

夕方についたとたん、公民館管理人の伊佐川さん(のちに私の伊平屋のお父さん)に、行くよ。と、言われ、

お父さんたちが集まる、誰かの家の庭へ…

仕事が終われば、自然に集まってビールを飲むのが普通らしい。


その後も、区長さんの家でご飯をご馳走になり、、

これは、伊平屋に残る

『いへやじゅうてー』

という、旅人をおもてなしする文化なのだそう。。。


現在60歳のお父さんはの小学5年生まで、ここはアメリカで、1ドル360円の時代だったそう。

ご飯は配給。

その後、沖縄県になったそうだけど、

仕事にも、食べ物にも、苦労したことは間違いない。。。


北海道のイラムカラプテ(あなたの心に寄り添います)という挨拶もそうだけど、

本当に、苦労をした人というのは、

本当に、人に優しいことができるんだなあ、、と、痛感しました。

私に、できるのだろうか、、、。




道を自転車で走っていると、

「こら、何しとるー」

と、軽トラから、だいたい歯が少しなくて、くしゅったした顔で笑ってくる、

そんな伊平屋島に私は恋をした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?