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今だからこそできること

ここ最近は新型コロナウィルスの話題一色ですね。自分の職場近くでも感染者が出たみたいで、日々情報に一喜一憂してます。

また日本政府も本件では後手後手且つ曖昧な発信ばかりで残念過ぎます。ぜひ台湾のスピード感を見習って欲しいです。

もちろん経済にもマイナス影響が出始めており、この余波は中小企業の当社にも確実にきてます。一説ではリーマンショック級の経済損失になるとも言われており、心配でしかないです。

ただネガティブな話ばかりだとキリがないので、少し前向きな話をすると、今だからこそできることがたくさんあると思ってます。

具体的には、時間管理のマトリクスでいう第2領域(緊急度は高くないが、重要度は高い)への注力です。

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そもそも景気が悪くない時は、第1領域と第3領域でいっぱいいっぱいだったりします。中小企業のリソース不足は深刻です。

なので、なかなか商売にならないこの時期に、良い意味で開き直って第2領域に取り組もうと思ってます。

とりあえず思いつくところを列挙していきます。

1. 新規事業の立案

まずは、新規事業の立案です。

当社は特定製品の製造業ですが、事業領域が1本足打法のため、今回のような不測の事態が発生した時には不安でしかないです。

ところが、中小企業では大企業のように新規事業の専任者を設けることが難しいため、よほど経営者が新規事業に積極的でない限り、想いはあっても進行しないケースがほとんどです。

なので、今回のような不可抗力で動けない時に、じっくり時間をかけて事業多角化の可能性を検討したいです。

もちろん簡単な話とは思ってないので、まずは有志集めてブレストでアイデアを叩くだけでも良いと思ってます。会社の姿勢として新規事業のやる気があることを示すだけでも、モチベーション上がる社員はいる気がしてます。

2. オンラインコミュニケーションツールの導入

次は、Web上で商談や面接ができるオンラインコミュニケーションツールの導入です。

直近は新型コロナウイルスの影響で、顧客訪問や来社対応の自粛、新卒採用説明会の延期など対面でのコミュニケーションが難しくなっています。

「信頼関係は直接会って築くもの!」という考えの当社にとっても影響大です。

ただ、こんな時こそ逆転の発想で、会わずとも信頼関係が築ける方法を模索する機会にしたいです。

コミュニケーションツールも、数年前より選択肢はかなり増えており、コストもサブスクで安価に提供されてます。

商談での活用は業界の慣習もあるため簡単にはいかなさそうですが、採用面接の手段としては即効性高いと睨んでます。

特に新卒採用は毎年集客に苦戦してますが、Web面接の仕組みを作れば、近隣の学校だけでなく地方へのアプローチも可能になるため、量質ともに改善が期待できそうです。

3. 中期経営計画の作成

そして、中期経営計画の作成です。

これは以前から決まってましたが、このタイミングで一気に進める予定です。

「こんな状況で見通しなんてわかるか!」って突っ込まれそうですが、作成手順を分解すると自社経営資源の分析などできることは意外と多いです。

新規事業の立案と同様に、こういう状況だからこそ作業時間の確保がしやすかったりするので、できることから着実に進めていきます。

4. 危機管理体制の見直し

最後は危機管理体制の見直しです。

ここ数年の台風や地震、そして今回の新型コロナウィルス。

これだけ予測不能の自然災害が続くと、今後は企業規模問わずBCP(事業継続計画)作成が必須になると思います。

当社でも事が起こるたびに対策の検討はしていたものの、結局は中途半端に終わってました。

なので、このタイミングで策定計画はしっかり決めて、少なくとも物資の備蓄ルールやテレワークの規程は完成させたいです。

まとめ

色々書きましたが、自分自身としてはあまり悲観的にならず、

・従来からの当たり前を見直す
・未来についてしっかり考える

といった機会にしていきたいです。

とはいえ、早く収束することを願うばかりです…。

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