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わぁたしぃはぁ、ダメにんげぇん♬

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない No12 脱フュージョン

 おはようございます。本書より、今日は、脱フュージョンについて。フュージョンについては、昨日のnoteをチェック。

 簡単に言うと思考とその他の感情や感覚の融合のことでした。では、そのフュージョン状態を抜け出すにはどうすれば良いか。

脱フュージョン

 自分の思考にがんじがらめになっている状態。思考と感情や感覚がごちゃ混ぜに融合し合わさった状態であるフュージョン状態から抜け出す方法、それが脱フュージョン

 脱フュージョンをする前に、自分を縛り付ける思考について、例えば、「ダメ人間」というフレーズにがあって、それを自分に当てはめてしまっている場合について考えます。その時私たちの思考は、「ダメ人間」とだけ思わないですよね?例えば、「俺は、ダメ人間、」みたいに、文章、つまり、ストーリーとして思考している。まず、そこを押さえます。この前提で、脱フュージョン。

マトリョーシカ風に

 マトリョーシカイメージ湧きますか?

マトリョーシカ

 こんな感じのヤツです。確か、ロシアの民芸品だったような。置いといて。このイメージが私的には脱フュージョンを言い表すのにしっくりきます。いちばんちっこいのが、今捉われている思考だとしましょう。ここでは、「私はダメ人間だ」という思考です。まずは、こいつをセット。

 次に、それより少し大きいヤツにそのちっこいのを入れちゃう。つまり、「私は、「私がダメ人間だ」という考えを持っている」という風にです。そして、さらにさらに、これは、以下の本に書いてありますが、もっとでかいやつに入れちゃう。「私は、「私が、「私がダメ人間だ」という考えを持っている」ことに気づいている」という風に。

 これ、やろうと思えば、どんどんマトリョーシカのでっかいヤツに入れていくことができる。距離を取っていくことが出来る。本書では、単なる言葉の羅列として、あるがままに見ることができる、抵抗することなくあるがままにしておける、と述べられています。

音楽に乗せて

 もう一つ紹介されているのが、音楽に乗せちゃうという方法。バカげていると思うかもしれませんが、これ、本当に効きます。逆に言うと、「バカげているからやぁらない」と思っているのは、そう思っていたい目的があるのかもしれません…。

 本書では、ハッピーバースデーの節回しで歌ってみるというのが紹介されています。たぁん、た、たんたん、たぁん、たぁん、というアレです。そこに、思考を乗せて歌っちゃう。

「わぁたしぃはぁ、ダメにんげぇん♬」

 みたいな感じです。頭の中で静かに歌う。今度は、ジングルベルのメロディーに乗せて歌ってみる。

「わぁたしはぁ、わぁたしはぁ、だぁめぇにんげぇん♬」

 頭の中で口ずさんでみる。それはもうただの言葉になっている。そこになにかしらの思考が入らずに…。これが脱フュージョン。

 強力です!!


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