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私は、バナナだ!!

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない No13 脱フュージョン その2

 おはようございます。空気の冷たさが気持ち良い朝です。本書の13回目、脱フュージョンその2です。「私は、バナナだ!!」と思考しても、何も起こらないですが、「私は、無能だ…」と思うと、途端に気分が沈みます…。

思考はフィクションである

 思考に、「と、思っている」とくっつけたり、ハッピーバースデーの曲に乗せて歌ってみたり、具体的な方法を紹介しました。

 著者は、繰り返します。このマインドがまず当たり前になる事。それが大変重要なのでしょう。「心は、物語を語ることが大好きだ」と。そして、「不幸なことに、これらの物語はほとんどがネガティブなものだ」と付け加えます。

 確かに、あれやこれや考えるほとんどはネガティブかもしれません。調査によると、優に80%だと…。そして、多くの心理学的な手法が、そのネガティブな物語を問題視し、ポジティブな物語に書き換えようとする。「長い目で見ればこうした方法ではネガティブな思考を追い払えない」と著者は言います。

 まずは、その思考が自分の役に立つかどうかを客観的に判別する。もし、判断がつかない場合は、次の質問をしてみると良いのだそうです。

「この思考は、私がなりたい人間になるための助けになるか?」
「求めている人間関係を得るための助けになるか?」
「自分が価値を置いているものとつながるための助けになるか?」
「長い目で見て、豊かで満ち足りて、意味のある人生に導いてくれるだろうか?」

 答えがYESでなければ、多分役に立たない…。

脱フュージョンのテクニック その2

 まず押さえるべきは、脱フュージョンの目的が、不快な思考のあるがままの姿-単なる言葉の羅列、であることに気づき、それと格闘することを止めることにあるとい点にあるということ。そうでなければ、「ふざけてんのか!!」と思ってしまうから…。要は、ネガティブ思考の支配する土俵から降りるということなのだと思います。

土俵

心の物語に感謝する

 心が相も変らぬ物語を持ち出して来たら、まず、感謝する!!「情報をありがとう!!」とか、「心よ、ありがとう!!」などと。ここでは、皮肉っぽく言ったり、攻撃的になってはいけない。温かさとユーモアを持って心の作話能力に真剣に感謝する。

感謝

真面目に捉えない

 これは特に繰り返されるネガティブな自己評価に有効な方法とされます。まず、その思考に10秒間集中して、可能な限りその思考を信じてみる。そして、次に、声がユーモラスなキャラクターを選んで、そのキャラクターがその思考を言っている姿を思い浮かべる。例えば、ミッキーマウスとかが…

ミッキーっぽい

 そうしたらまた、戻って、いつものようにネガティブな思考を反芻しながらその影響を思い浮かべてみる。その繰り返し。私がやってみたところ、ちょっとシュールな感じがして、なんだろう、可愛らしくなっていくかなと思います。因みに、私は、照れてるクレヨンしんちゃんを思い浮かべて、「またやっちゃったぁ。ダメだなぁ俺」と言ってみましたよ。

 重要なのは、地道な練習と本書は説きます。毎日5回から10回は、感謝と変な声テクニックをしてみよう、とのことです。

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