変わりたい気持ちをまとめる
「福祉現場で役立つ動機づけ面接入門」No17 OARS-4 要約
おはようございます。桜咲く。春ですね。
ということで、今日は、動機づけ面接の極意OARSの4つめ、要約(Summarizing)です。これは、プレゼントでしかないと本書を読んで思いました。
要約とは、「これまで聞いたクライエントの話のなかからチェンジトークを集め、まとめて伝え返すこと」とされます。
ここで、前の3つのスキルも含めOARSの復習。
まずは、開かれた質問をしてクライエントのチェンジトークを引き出す。そして、チェンジトークを引き出しつつ相手の在り方を是認しつつ、より変わりたい気持ちを高めるように聞き返しをしていく。
そして、最後に、要約です。以上のやりとりを経て、話が一段落したときや、変化の具体的方法へ話を進めたい時これまで聞いた話を要約し、クライエントに伝えます。
もちろん、そこで要約するのは、本人が述べたチェンジトークの内容。そして、そこにひと手間。本書には、こういったひと手間が沢山書かれています。それは著者の須藤先生の臨床が透けて見える気がします。
その手間は、「他には?」とか「付け加えることはありますか?」と聞くこと。すると、クライエントの気持ちをさらに引き出すことが出来るといいます。
やはり、技術習得には鍛錬が必要。OARS、実践していきたいです。
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