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動機づけ面接のプロセス

「福祉現場で役立つ動機づけ面接入門」No7

 まず、今日で7回目の投稿。私は、一介の臨床心理士。好き好んで、動機づけ面接について勉強しているにすぎません。もちろん、自分の臨床への応用を狙って。もし、もっと専門的に勉強して、資格を取得したいという方は、日本動機づけ面接協会のHPを覗いてみて下さい。

動機づけ面接の4つのプロセス 

 さて、というわけで、今日は、動機づけ面接のプロセス。上の図にも示しましたが、動機づけ面接は、関わる(engaging)、焦点化する(focusing)、引き出す・喚起(evoking)、計画する(planning)の4つのプロセスで進行します。

 支援者は常にこの4つのステップを意識しながら面接を進めます。本書にもこのように階段状になっている図が登場しますので、恐らく、常にそれまでのステップが下地になるということだと思います。

 なんとなく思っていたのですが、この面接方法、段階や階層等が多くあり、少し整理が必要な気がします。それで他の本を見ていたら、丁度良くまとめてくれているものがありました。

動機づけ面接のピラミッド

ピラミッド

 この学習帳によると、まずは、面接の土台となる精神PACEを大事にし(ここには来談者中心療法の視点が色濃く反映)、その上で、面接の4つのプロセスを意識して進めていく。そして、面接を戦略的に進めるスキルが最上部OARS+EPE。ここはまだ見ていませんが、既に、PACEについては学びましたね。

 こうやって見てみると、結構同じような理念が土台となる部分にもプロセスにもあり、ごちゃごちゃになりやすい。もちろん、土台から積み上がるプロセスですから、それがより具体化した形で技術となっていくので仕方ないですが、整理は必要です。

 明日からは、4つのプロセスについて具体的にみていきましょう!!

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