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すり抜ける勇気

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない No78 積極性

「積極性とは、意味ある人生を創造するために、不快な思考や感情等のネガティブな副作用を受け入れることだ」

 と、ラス先生は言います。しかし、それは、単に歯を食いしばって何かに耐えることでも、それを我慢できるようになることでもなく、たとえ好ましいと思っていなくても、その経験を受け入れるということ…。

 で、できるのかラス先生?そんなことができるのか?そう思います。

日常における積極性

 実は、私たちは毎日何らかの形で積極性を示しているといいます。例えば、映画に行った時、心からお金を払いたいわけでもないのに進んでチケット代を払う。旅に出ると時に、スーツケースに荷物を詰めるのは決して楽しいことではない、といいます。

 確かに!!この毎日noteを書くのだって、私に限って言えば、朝の忙しい時間や通勤中の時間を縫って、狭い思いをして書いている。

「障害が現れた時、我々はそれを受け入れるか拒否するか決める、それにノーと言えば、人生は停滞するか縮小せざるを得ない。イエスと言えば人生はさらに広がる。もし障害にイエスと言い続けても、人生が楽になる保証はない。次に現れる障害はさらに難しいものかもしれないからだ。しかし、イエスということが習慣になるだろう。そして、そこから得られた経験はあならの強さの源になる」

拡張や脱フュージョンを使う

 そこで、今までやってきた、拡張脱フュージョンを使うのだといいます。呼吸を使って、自分の中を拡張し、思考が休めるいとまを作る。そこで、悪あがきのスイッチをリセットする。そして、脱フュージョン。とりとめがないネガティブな思考を、「「不安だ」と思っている自分がいる」、「”「不安だ」と思っている自分”に気が付いている」と。

 つまり、昨日も書きましたが、進む道は決まっているのです。進むしかない。あとは、そこで生じてくるネガティブな思考に気づいて整理するだけ。そういう、プロセスなのだということです。映画を観るのに身銭をはたいてチケットを買うように…。そう考えると、積極性とは勢いや突破力というよりは、すり抜け力に近いかも?


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