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クイナをこよなく愛するマングース

はバブルのまっただ中。都会では高級車や高級クラブ、ブランド品等が支配する中、本州の北の外れで密かに誕生した男

地球世紀19XX年人類史上ごくまれにいる男の物語である


前回のあらすじ

彼の基地に新兵器でもある文明の力、ビデオデッキが遂に導入された。苦戦しながらもやっとビデオの映像を出す事に成功!そして彼は録画の仕方もマスターするのであった。録画した大好きなロードショーを見ようとカセットを入れ再生ボタンを押す彼だった。


第11話 破壊の危機! 後編

彼は楽しみにしていたロードショーをゆっくり鑑賞できるとウキウキしていた。

ビデオデッキがなかった頃は、司令官が居るといつも野球中継を観るのでロードショーが観られなく、がっかりしている日々を送っていたからである。

しかし今の彼には、ビデオデッキという代物がある!これでいつでも録画したやつを観られると思っていた。

彼はビデオデッキにカセットを入れ再生ボタンを押した。そしてロードショーが始まった。

CMの時は早送りし、トイレに行く時は一時停止を押し、なんて快適なんだと思いながらロードショーを観ていた。

そしてロードショーが終わり巻き戻しをしている時だった!

いつもとは違う機会音がし、彼は不思議に思った。巻き戻しが途中でストップし音が止まった。彼はまた巻き戻しボタンを押したが変な音がしたかと思うとストップしてしまう。

彼はカセットを入れる所を覗きこんでみた。しかし覗きこんだところで分かるはずもなく考えこんでしまった。

そ~だ!一回取り出してみよ~と!と思った彼は取り出しボタンを押してみた。するとカセットは出てきた。

彼はカセットを抜こうと思って引っ張って見たらカセットはデッキから抜けなかった。おかしい~と思いながらも彼は強く引っ張ってみた。するとテープがカセットから出てのびてきた。

これは中で絡まってしまったと思った彼は、悩んだ結果デッキを分解しようと思ってビデオデッキをテレビ台から取り出した。しかし分解方法がわからない彼はだんだん焦りだし、イライラしてきたのである。彼はあまりのイライラにデッキを投げつけようとしたが我慢をした。

水槽を壊しファミコンを壊し、今度はビデオデッキ……しかも高級品……彼はデッキの破壊を思い止まった。そしてある決断をする………

彼は、また取り出したボタンを押しカセットを引っ張った。そしてのびたテープを見ると、おもむろにハサミを取り出した……彼は呟いた……

「ありがとう……楽しかったよ……」と…

そしてビデオテープを切断した……

彼は悲しみの中ロードショーに別れを告げたのであった。

そしてカセットを外し、テープが絡まったままのビデオデッキをそっと、テレビ台に戻し放置するのであった……。


破壊の危機を免れたビデオデッキであったが、彼は大好きなロードショーと別れる事になる。しかし彼の決断は勇気あるものだったはず!また一段と成長する彼だった。


第12話 最高の出会い!

ある日、突然彼のもとにやってきた者がいた。そこで彼は人生で初めて最高の出会いを果たす事になる!彼はその出会いによって色んな事を学び、成長して行くのであった!

”君は彼の成長を目にする“


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この物語は実話をもとに脚色を加えて制作しております。表現に多少の誤解等ありますけどご了承下さい。




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