ニシトアキコ学校 話し方教室第二期

ニシトアキコ学校 話し方教室第二期を2021年10月から13週間にわたり学んだことを備忘録として。


〈DAY0〉…『一座建立』2021.10.12

「私は自己承認です」

この言葉が参加する大きな決め手です。大袈裟かもしれないが、もしニシトさんが他者承認の方だったら受講していないだろう。


今回のレポートは授業を聞いて気になるフレーズを挙げ、話し方教室第2期を振り返ってみます。

DAY0の心に残ったフレーズは「一座建立」です。DAY0の授業を受ける前は、授業を進める役が話す人であり、授業を聞いている人は聞く役であると思っていました。しかし、授業を受けて一座建立の意味を聞くと、授業を作っていくのは話す人だけではなく、参加している皆で作っていくものであると考えが変わりました。例えば、話を聞く態度、質問をする、Facebookグループに投稿する、GWに参加する、レポートを提出する、このような事が参加者全員で授業を作ることにつながると感じた。



〈DAY1〉…『1.誰に(A→B)、2.なぜ、3.何を』2021.10.19

DAY1の授業を受ける前、会話する時に大切なことは「何を」伝えるか?どうやって伝えるか?と思っていた。ところが、「何を」伝えるのか?それは大して重要ではなく、『誰に』、『なぜ』、この2つが大切である。この2つが決まれば伝わる。例え、口下手であっても、緊張していても伝わる。DAY1を受けて、今まで抱えていた会話の悩みという名の荷物を下ろし、心と身体が軽くなったように感じた。DAY1を振り返ってみると、ニシトさんの応援メッセージではないかと思う。



〈DAY2〉…『出来事はニュートラルである』2021.10.26

もし、全ての授業から心に残ったフレーズを1つだけ選ぶなら、「出来事はニュートラルである」です。DAY2の授業前に思っていた事を挙げると、出来事に対して良い悪いはない、出来事をどう捉えるか、と「出来事」のイメージがぼんやり曖昧でした。けれど、このフレーズとの出会いで、嬉しさのあまり見上げると、どんより暗い曇り空に全てを包み込むような太陽の光が射し込んだのです。「出来事」のイメージがハッキリと明確になり、点と点が繋がり、線になった瞬間でした。



〈DAY3〉…『間は、あなたにとってどんな意味がありますか?』2021.11.2

DAY 3の授業を受ける前まで、僕にとって間(沈黙)は避けたい、埋めたい、緊張するものでした。授業後、なぜ避けたい等と思うか過去を振り返り、小学1年の出来事が関係しているように感じた。それは万引をして親に怒られたことです。その時に体験した間のイメージを持ち続けていると気付きました。


〈DAY4〉…『自分の中にある戦争を終わらせる』2021.11.9

DAY4の授業を受ける前、僕は自分の意見を相手に言う事に対して、自分の正しさや正義を相手に押し付けている可能性があるとは、ほとんど意識していなかった。それに、自分の正しさや正義を相手に伝えることが「僕は正しい、あなたは間違っている」といったメッセージを送っている事になるとは思わなかった。DAY4の授業を受けた後になると、「私は正しい」とお互いに主張するなら、個人レベルでは「僕の正しさ」と「あなたの正しさ」をぶつけ合う事になる。もし、どんどん発展していき最終的な国レベルになると、「僕の国の正しさ」と「あなたの国の正しさ」の戦い、つまり戦争に繋がることを学びました。自分の正しさを主張するのではなく、「あなたは、このように思ったり、考えたり、感じている」と相手の想いに寄り添っ後に、「僕は、このように思ったり、考えたり、感じている」と自分の想いを伝える。そんな会話が出来るよう成長したいと思いました。



〈DAY5〉…『人もニュートラル』2021.11.16

DAY2の心に残ったフレーズ、出来事はニュートラルに続いて、DAY5では人もニュートラルです。DAY5の授業前は、出来事に対してはニュートラルに捉えているか否か?と自分に問う機会が増えていた。しかし、DAY5の授業後になると、出来事だけではなく人に対してもニュートラルに捉えているか否か?と自分に問うようになりました。



〈DAY6〉…『鏡の法則』2021.11.23

DAY6の授業前は、鏡の法則(野口嘉則著)を読了しており、もちろん言葉を聞いたことがあり、どんな法則かも知っていた。とはいえDAY6の授業が終わると心に残ったフレーズになり、相手を鏡として違和感を感じたら自分に問うてみようと思った。



〈DAY7〉…『今の自分に出会う』2021.11.30

DAY7の授業前はどんな考えだったのだろうか?う〜〜ん、言語化しようと思っても言葉にならないです。一方DAY7の授業を受けると、小学生までの体験を通して無意識のうち身に付けた価値観に気付こう。そして30年以上前、小学生の頃ではなく、44才である今の価値観に上書きしようと思いました。



〈DAY7.5〉…『ニシトさん体調不良のため順延』2021.12.7

話し方教室が始まり、今までのルーティーンとは違った。

火曜の夜か水曜の早朝に授業を聞く。

金曜夜か土曜午前にGW。

土日月に時間を見つけてレポートを書き、未完成なら火曜の早朝に完成させる。


DAY0〜7まで授業、GW、レポートを完走してきたが無理して走ってきた。このままDAY12まで完走出来るのだろうか?と未来の心配をしていた。


DAY8の授業が順延になるのは、ニシトさんからのプレゼントだと思った。「授業が無ければ、言い訳を考えなくても休めるでしょ」そんな言葉が聞こえてきた…。



〈DAY8〉…『今、ここ』2021.12.14

DAY8の授業前は、話し方教室を完走出来るのか?と未来の心配をしていた。だがDAY8の授業後に考えは変わりました。まだ起きていない出来事に対してアレコレ考えて、心配したり不安になっても仕方がない。今、自分に出来る事に集中し、出来る事をする。今、この瞬間を味わう事を意識します。

先週の授業が順延になり、授業がある事は当たり前ではないと感じました。当たり前だと思っている事に、感謝出来る人間で在りたいと思いました。



〈DAY9〉…『会話もニュートラル』2021.12.21

DAY9の授業を受ける前だと、嫌なことを言う人は嫌い良いことを言う人は好きと思っていた。けれどDAY9の授業後には、相手の意見と相手自身をくっつけて好き嫌いと思っている事に気付き、切り離して考えようと思った。また、出来事や人に続き会話もニュートラルと学び、会話で違和感を感じたら自分自身に問おうとも思いました。



〈DAY10〉…『話は引き算』2021.12.28

DAY10の授業を受ける前は、沢山の事を伝えたり、例え話や比喩が出来ると素晴らしいと思っていた。ただ、「何」と「なぜ」が決まれば話は伝わると学んでいたため、ある程度気楽ではあった。それはDAY1で学んだ事である。DAY10の授業を受け、アレもコレも話すのではなく、中心となるものを話せば伝わりやすいと学んだ。樹木で例えるなら枝葉ではなく太い幹であり、枝葉を削ぎ落とす感覚です。



〈DAY11〉…『愛は分離ではない』2022.1.4

DAY11の授業前、僕は愛について何を思っていたのだろう…。心が真ん中にあるから真心?自分がしたいからすること?見返りを求めないこと?愛とは○○と断言できなかった。DAY11の授業を受けると、断言できるようになったわけではないけど、ぼんやりと浮かんできた言葉は「愛とは大切なものを大切にする」でした。



〈DAY12〉…『先生、上司、親である前に1人の人間である』2022.1.11

DAY12の授業前は、肩書きで相手を判断、評価、観察している自分がいました。DAY 12の授業を受け、すぐ肩書きというレッテルを剥がし相手を見ることは出来なかった。ただDAY5の心に残ったフレーズ、「人もニュートラル」を思い出し、ニュートラルで捉えていない違和感を抱いた。相手にレッテルを貼り、自分と比較して優劣をつける価値観があると思った。僕には姉が居て、姉と比較し優劣をつけていた事を繰り返していると感じた。



〈まとめ〉

今回は妻とより良い会話をして、妻とより良い人間関係を作りたいと思い参加しました。授業を聞く、GWに参加する、Facebookグループを利用する、レポートを提出する、学んだ事を実践し多角的に学ばせて頂いた。そのおかげで、妻とのより良い会話に繋がりました。具体的には、妻は何を考えているか?妻の現在地はどこか?妻の正しさと僕の正しさの戦いになっていないか?と自分に問いました。今後も妻とより良い人間関係を築き上げていきたいです。


今回の授業に参加し妻との関係が良くなりましたが、1番の学びは他人の欠点にフォーカスする癖の謎が解けた事です。僕は完璧主義だから他人の欠点が気になると思っていました。他人の欠点が気になるのは完璧主義だから、とここで終わりにしていました。完璧主義になった背景を振り返ってみると、今から39年前、5才の時です。

「ちゃんとお箸を持っている」と母親に褒められました。母親に褒められて嬉しかった。ただただ嬉しかったのです。この嬉しい感情を次も味わいたくて、褒められる行動をする。この感情と行動をセットにして繰り返すうちに完璧主義になりました。

完璧主義なので欠点はあってはならないと思っている。ある日、授業で学んだ心に残ったキーワードがふと浮かんできた。『出来事はニュートラル』である。ニュートラルではなく、あってはならないと思っている事に対して違和感を抱いた。そこで自分なりに因数分解し、僕にとって欠点とは何か考えた。欠点があると完璧ではない、完璧ではないと何か??完璧ではないと…。


やっと分かりました!!!


完璧ではないと『母親に褒められない!!』のです。母親に褒められないと僕は『悲しい、ガッカリ、残念』なのです。そうかぁ…。僕は悲しい、ガッカリ、残念な感情を味わいたくなかったのだ。そんな感情を避けるために欠点探しをしていたのだ。これから今まで避けてきた感情を少しずつでも味わっていきます。

また他にも意識していきたい事があり、ニュートラルであるのに違和感があれば、違和感を大切にして、なぜ感じたのか因数分解していきます。

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