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新潟の魚のまち 寺泊


寺泊の概要

寺泊は新潟県の海沿いにある町で、新鮮な海の幸と美しい風景が魅力である。特に「魚のアメ横」と呼ばれる海産物市場が有名で、新鮮な魚介類を楽しむことができる。
また、江戸時代の重要な物流ルートのひとつであった西回り行路の寄港地であり、寺泊から大量の米が西回り行路を経由する北前船によって運ばれた。
寺泊は宿場町とも栄えていたため、江戸時代は活気のある町であった。
歴史的な名所も点在している。

訪問を決めたきっかけ

JR東日本の「どこかにビューーン」というサービスを用いた。
これは与えられた4つの選択肢のどれかが旅の行先となる。4つの選択肢の組み合わせは自分が納得するものを選ぶことはできるが、4つの中のどこになるのかはいざ申し込まないと分からない。
自分が行きたいところに行けないという致命的な欠点はあるが、ポイントがあれば大変安く旅行できるのは魅力的である。
また、申し込んでしばらく経つまではどこが目的地になるんだろうとワクワクする楽しさを感じることはできる。


今回の選択肢は上越妙高、新青森、赤湯、長岡の4択で、長岡が当たった。
どこかにビューーンでは目的地となった場所の近くにある観光地を教えてくれる。その時に、寺泊という町を初めて知った。


どこかにビューーンで長岡に行った証拠

大宮と長岡を新幹線で移動すると往復で約16000円かかる。
6000ptで利用できるのはやはり使い得

アクセス

公共交通機関を使う場合、長岡駅から坂井町行きの路線バスに乗ると寺泊に行くことができる。
所要時間は1時間10分ほどである。

※JR越後線に寺泊という駅があるが、この駅から町の中心部まではかなり距離がある。
ただし、寺泊駅の前に坂井町行きの路線バスの停留所がある。

きんぱちの湯

前述の路線バスに乗車すると途中に寺泊水族館前というバス停がある。
名前の通り、水族館が目の前にある。
水族館の横にきんぱちの湯という温泉がある。

このバス停の近くからは海を眺めることができる。
東京から3時間ほどかけて港町まで来たと実感した。

10月の海の様子。冬だともっと荒れるだろう・・・

すごいのが、この綺麗な日本海がきんぱちの湯の露天風呂から見ることができるのである。
今回は午前に訪問したが、天気のいい夕方に行くと夕焼けの海を見ることができる。これはもう絶景であること間違いなしだ!

また、きんぱちの湯では食事コーナーもある。
簡単な料理から定食までバリエーション豊かである。


海を見ながら食事をすると落ち着く

魚のアメ横が近いため、この場所で食事をとらなくても食べ物には困らないが、以下の理由でここで食事をとることもおすすめしたい。

・魚のアメ横よりも人が少なく静かである。
・座って海を見ながら食事をとることができる。

きんぱちの湯→魚のアメ横の道中

きんぱちの湯から魚のアメ横まではそこまで離れていないので徒歩で移動した。
道中には港町らしい風景が広がっているので、徒歩でゆっくり町を見ながら移動すると楽しめる。


道中には使わなくなったフェリー乗り場がある。
寺泊は長い間佐渡島と文化的・経済的交流があり、佐渡島への定期旅客便を運航していたが、廃止となった。
ただ、特別チャーター便はたまに運航している。

魚のアメ横

静かな港町ではあるが、ここは賑やかさを感じることができる。
下の写真にあるように、店がたくさん並んでいる。


ここではカニ汁と刺身を食べた。
買ったものはその場で食べることができる店もある。

6貫で450円で食べられる場所はなかなかない
味だけでなく価格も満足なのが魅力的

JR寺泊駅へ

魚のアメ横近くのバス停から20分ほどバスに乗車し、寺泊駅前で下車。
長岡駅に行く方が便利だが、行きと同じでは面白くないので、別のルートで行くことに決めた。

ただ、列車の本数が少なく、3時間も列車が来ない時間帯もあるのでこの駅を使って移動するのはおすすめできない。

2時間待ってやっと来た電車で帰宅。

どこかへビューーンが無ければ行くことはおろか、知ることもなかったであろう町を楽しみ、ちょっとした歴史の勉強にもなったので充実した旅をすることができたと感じた。

どこかへビューーンに可能性を感じたので、もう何回か使ってみて使用感を記事にまとめていきたい。

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