自分で自分を
HSPの特徴の1つで「些細な事が気になる」と言う面倒臭い癖がありまして。
声の強弱高低遅速。
表情の明暗。
瞳孔の開閉。
視線の向き動き速度。
手指の位置動き方。
言葉使い。
単語や句読点の位置
アクセントにトーン。
あれやこれやが気になる。
例えば。
誰かがコチラの部屋に近づいてる気配がするとします。
相手はドアの向こうで、まだ姿が見えなくても、足音で誰が来てるか大概分かる。
ドアの開け閉めの音や歩く音で、その人の気分なんかを大体想像してる。
だから、早々と構えちゃう。
良い話か悪い話か怒ってるのか喜んでるのか。
察する気配から話の内容を全力で想像する。
なんかやったけ?あれのことか?いやこのテンションは違うな。じゃあれか?
妄想で会話の前から会話してるんですね。
外れる事も多いけど、言うて全くの見当違いと言うことも、少ない。
長い間、誰しもがそうなんだと思っていたので、コチラが訪れる側でも、足音や歩く速度で、読み解かれない様に誤解されない様に、気を付けるんです。
気取られない様に気配りしながら、誤解されない様に神経使って、不自然に成らないように自然と振る舞いながら、歩いてドアを開ける。
で。
余計な処に気を配るので結果、注意散漫で空回りしたりする。
なんの為の気配りなんだか。
で。
疲労困憊から無力感が極まって自己嫌悪で落ちて行く。
誰が悪い訳でも、何かがあった訳でもないのに
人間不信
が募って行く。
結果空回りで気配りが無駄になるなら、そんなのヤメちまえ!
適当にハイハイ言って、分った顔でフンフン言ってるのが、自分の為でもあるんだけれど。
駄目なんだなあ。
構えちゃう。
先読みして想定して深読みして会話の行程引かないと、落ち着かない。
自分の為に自分で自分を追い詰めてる。
ああ面倒臭い。
でも面倒臭いのが、嫌いじゃないからまた
面倒臭い。
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