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考える力を諦めない

こんにちは。ホワイトボックス(株)コンサルティング部の阿部です。

「知的に怠惰では成長できない」。先日読んでいた本の言葉にドキっとさせられました。

 新聞やTV・ラジオのニュース、雑誌や書籍にインターネット。巷に情報は常に溢れていますが、ひょっとすると自分はただこれらの情報を見聞きするなかで知った気になっているだけで、それぞれの背景や要因といったことを知ろうとしていなかったり、それらを考えようとしていないのではないだろうか。急にそんな不安に襲われました。

  考える力とは、どんな力をいうのでしょうか。それこそ、ネットで検索すれば様々な回答が用意されていて、一つ例を挙げれば、「論理的な思考力を鍛える」ということはきっと大切なことなのだと思います。

  もっと原始的な部分で言えば、考える力とは「自分の意見をしっかりと整理して言う」ことからはじまり、相手の意見についても頭から否定せず、受け止めたうえでなぜそう思うのかを考え、自らの考えに照らし合わせて自分の回答をブラッシュアップしていくことだと思っています。

  あるいは、ある時の自分の思考を時間が経ってから振り返り、なぜあのとき自分はそう考えたのかといったことを反芻して、「今の自分はこう思う」と自問自答することも、考えるという力を養う行為の一つだと理解しています。

 姿かたちは不細工でも、そこに至る工程を端折って出来上がった模範のような回答では相手に響かせることはできませんし、それこそ自分を成長させてくれるものにはなりません。

 年齢を重ねてくると、経験則で物事を語ってしまうことも多いように思います。しかし常に時間は前進し、たった今、この時を過去にしていきます。

 歳を重ねていくなかにあってこそ、考える力を諦めないようにすることが重要だと考えています。

2021.12.19 阿部 勇司

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