見出し画像

目標設定の要諦

こんにちは。ホワイトボックス コンサルティング部の阿部です。

新しい年がスタートし、すでに3週間が過ぎました。
新年を迎え目標を立て歩(あゆみ)を進めている組織も多い思いますが、簡単なようでいて、目標を設定するためちょっとしたコツがあります。今回は、目標設定を行う際のポイントについて書いてみたいと思います。まずは方針がなければなりません。

まずは方針が必要

方針と目標は違います。そのため、目標を設定するには方針を設定する必要があります。

方針がない目標はいつも間にか単なるノルマに姿を変えてしまったり、目標が方針になってしまっていたりと両者は混線しがちです。したがって、まずは方針を立てたうえで、目標を設定することが大切です。

方針

目標
という流れです。

目標設定は定量的に

この際、目標は定量的であることが重要です。方針は定量的でなくても構いませんが、目標は努めて定量的なものにしていくことが肝になります。

もし目標が定量的にできない場合、その目標は「方針」と混同している可能性が高いので、もう一度整理したほうが良いと思います。

方針と目標の関係は、例えば次のようなイメージです。
方針:業務の見直しによる生産性向上
目標:・毎月〇件の業務改善提案
   ・出された改善案へのフィードバック〇%
   ・半期ごとの成果の検証

上記のように目標を定量的に設定することで、成果の検証もしやすくなるメリットがあります。方針は定性的でもOK.しかし目標は定量的に立てることが重要です。


よくある間違い

あらゆる企業には会計期間があります。会計期間とは、企業活動の経営成果を利害関係者に報告するために設定された期間のことで、スタートとゴールは任意に決めることができます(個人事業主は1月~12月と決められています)が、 1年(12ヵ月)を一つの単位として設定されます。

ここで、例えば企業の会計期間が「7月~6月まで」といった場合でも、目標設定を1月~12月までなどにしてしまうと、せっかくたてた目標が企業成績に反映されないことになってしまうので留意が必要です。

あくまで、目標は”企業の成績=決算”と連動することが重要であり、目標が達成されることによって企業の成果も上がり、得た利益が従業員に還元されるという流れであることがあるべき姿だと認識しています。

決算書


付録

私が編集を担当しているメルマガ「☆キラリと光る☆ 病院マネジメントのヒント」で、以前目標設定について書いた記事があります。ダウンロードフリーですので、よろしければご覧ください。

メルマガは毎月2回(15日と月末)に発行しています。配信は無料ですので、よろしければご登録ください ↓


最後まで読んでいただきありがとうございました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?