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丁寧にご飯を作り、そして五感と共に食すこと


ある時、ふと思った。

私の食事、これでいいのか?!


目の前のそれは、昨晩作ったお味噌汁に冷凍ご飯をチンしてポトン、数回解して混ぜたもの。


私はにゃんこ飯が好き。

子供の頃から卵かけご飯、冷や汁、お茶漬け、これら全て、私がホッとする安定の基本食だった。

お行儀に厳しい家で育った人は、お味噌汁にご飯をポトンすることなど、許されなかったかもしれない。

私は庶民の子なので、親も普通ににゃんこ飯を食べていた。


これがお行儀の悪い行為だということも結構大きくなるまで知らなかった。


そして長い間私のお一人さま時のご飯は、これらの「 にゃんこ飯 系」が大半を占めていく。



数年前までは毎日 「丈夫な体を作るモノ」「喜んで食べてくれるモノ」などなど、自分以外の誰かが食べることを意識して、食事の準備をしてきた。

私は結婚前から、初代家族の中でも食事担当をしていた。

思い返せばもう30年くらいは、ほぼ毎日誰かの為に食事を作っているのだ。

人のためには、食器だって幾つにも分けるし、美味しそうに見えるように、食べやすいように、など、長年通った料理教室やカフェでの仕事で培ったちょこっとした技なんかも、毎日の食卓にも取り入れた。


なのに、なぜか自分のためには、味噌汁茶碗にご飯をポトン、なのだ。


これ、絶対、私だけではないと思うよ。

自分のためにだったらこんな面倒なことしないよ、と、いろんな人が色んな場面で言っているのを聞いてきた。

みんな、何で人のためにはそんな頑張れるの?!

めっちゃいい人達やん( ´ ▽ ` )


目の前のこのにゃんこ飯は、もはやお腹を満たすだけのものなのか?(好きなんだけどね)

そもそもそれで私のお腹はちゃんと満たされているのだろうか?

    「この食べ方は幸せなのだろうか?」


子供達が成人して、近頃は毎日家で食事をするわけでもなくなってきた今、こういうお一人さま日が増えてきて、突然自分の食事にも目が向くようになった。


私は昔から、食事を丁寧に作ったり、味わって食べている、食事を大切にしている感じのするエンタメ?が大好き。

かもめ食堂に始まり
映画 「めがね」
小説 「ランチのアッコちゃん」
Instagram 「masaki96790123」さん 「_minimal.ig 」さん
YouTube 「slice a lemon」さんの動画
北欧暮らしの道具店さんのショートドラマ 「ひとりごとエプロン」や「青葉家のテーブル」

丁寧に作られた料理の数々が印象的


あげればキリがないのだ。

なのに、、、

なぜ自分のためには、そこ拘らないの?



自分を大切にしなさい。

よく身体のことで、小さい頃から親にそう言われた。


今、自分に思う。

自分の好きな世界観を大切にしよう!



食事は直接五感に語りかけてくれる、感性を呼び起こせる行為。

それも毎日出来ること。

何か特別楽しいことが無くても、ちょっとくらい嫌なことがあっても、好きなものを丁寧に作り、美しく盛り付け、しっかり手を合わせてから食べる。

ただこれだけのことで、毎日は充分満ちてくる。

五感が満ちれば、たくさん食べなくてもお腹はいっぱいになると感じる年齢になった。

その味わいは、生活習慣病の予防にもなるし、結果的に色んなコストも抑えられる。



自分の為の本当の贅沢が何なのか?

ふといつもの食事をしながら、我に返り、好きな世界観から自分の生活を見直してみた。

ここに立ち戻れるのは、日常的にエンディングノートに触れ、自分の好きについても見つめているからなのかもしれない。

今回もいい時間になった。

今日は、炊き立てご飯で至高のTKGを作ろうと思う。(笑)


みなさんは何、食べますか(´▽︎`*)?




今月は、9月7日夕方までオンラインショップにて、エンディングノート用のシール&ガイドブック販売しております。

不安のお片づけは、まず自分情報の整理から。
自分を知ることは、残された時間をどう生きるかに繋がっていきます。

hibiyaは、エンディングノートを書こうと思う人を応援する活動をつづけています✨

hibiya

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