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お金の問題児が、お金の優等生から学んだこと


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私は、元々お金の問題児。

借金はしないものの、ATMの前では暗証番号が「なぜか」違う現象で立ち尽くしたり、何年も記帳していないせいで、気がついたら通帳からゼロが2つ消えていたり、、、
通帳とハンコがピッタリ合うだなんて、正直私には奇跡に近かった。

そんな私が、お金の管理の見直しを通して、最近、心穏やかに生きられるようになってきた。


以前の私のようなお金の問題児さんが読者の中でいらしたら、参考にして貰えると嬉しいな、と思ったので、この記事を書くことにした。



初歩的なお金の管理ってどんなこと?

前職のお給料の振込口座が、たまたま近所の地方銀行さんだった。

その関係で、私はその地方銀行さんに今も一部お世話になっている。

実は何年か前にこの銀行でオススメいただいた、お金管理の基本の「キ」から、私の「前向きお金の管理」は始まった。


・基本 ① 簡単分別って?


簡単分別とは、この地銀に振り込まれるささやかな私のお給料を、毎月決まった額を先取りして積み立てるという仕組み。

今思えばただそれだけのことで、銀行さんが教えてくれたこの方法には、利息も何もほぼつかない状態。

ただその先取り方式で、私はそのお金は無かったものと出来た。
ひとまず忘れる。

それだけの為の分別だった。


しかしそれは、何年か経つと小さいけれど、私の資産になっていた。


3年前、前職を辞める時、この口座は閉じてしまおうと、銀行窓口に行った。
もちろん窓口の方はあれやこれやと何とか残して貰おうと頑張る。

それでも私はその頃、積立NISAや外貨預金、ネットバンキングにちょうど目覚めた頃で、気持ちが昂っていたので、ひとまずそこにあった預金は引き出させて貰った。
全く利息がついていないという状況にも気づいてしまったのだ。

けれど、目の前で一生懸命お仕事(引きとめ)をされる方から、全て引き上げることは出来なかった。
ということで、次の職場のお給料振込口座をまたその銀行口座にして、小さな先取り積立もそのまま続行することとした。



・基本 ②  面倒や手数を 長い目で減らす

私が積立NISAや外貨預金に目覚めた経緯は、以前私のブログ【ガイドブックジャーニー・お金の苦手、ちょっとだけ手放しませんか?】で書いたので⬇️、そちらを参照くださると嬉しい。



お金の管理で面倒や手数が多いと、誰でもやる気を起こすのにパワーがいる。

私のようにお金管理が苦手な人は特に、まずここをどれくらい簡単にしておくかが鍵になる。

そして、ここで最も重要なのは、「長い目で見た時に簡単にする」 ということ。



歳を重ねると、更に色んなことが億劫になる。
理解も追いつかなくなるかもしれない。

なので、苦手な人は今ちょっとだけ頑張って、自分用の「簡単システム」を作ることを、ぜひお薦めしたい。



その時に力になってくれるのが、身近で信頼出来るお金管理が得意な「お金の優等生」。


今の私にとっては、一緒にhibiyaで活動してるhirotanがその一人。

まず彼女は心が健康で、基本姿勢が優しい。
どんなにマヌケなことを私が言っても、伝えたいことを分かろうとしてくれる。

そして、こちらが成長出来るように見守ってくれるのだ。

あなたの周りにお金の管理が得意で、そんな人物はいるだろうか?
いたら、是非相談してみて。


私とhirotanは、Me活ワークというエンディングノートを書くためのオンラインワークショップを2人でしている。

ワークでは数ヶ月の間、オンラインではあるものの顔を合わせて様々な人生における不安やお困り事を一緒に考える。

その過程で、最近hirotanにお金のことを個別に相談したいと言うMe活生さんが、チラホラ出てきた。

きっとこの方達は、この先 心穏やかに過ごすための  「自分特化型お金の簡単システム」  を構築していかれるだろう。

そう、人生で一度だけ一瞬頑張って、この「自分特化型お金の簡単システム」を作ってしまうのだ。




・基本 ③  どんな自分システムにするか、『価値観』と照らし合わせる



今の時代、やはりネットバンキングは、お得で管理が楽。

私の周りにいるお金管理の優等生は、みんなこのシステムを利用していた。

私も問題児を卒業したかったので、とりあえず形から優等生のマネをしてみた。


圧倒的にお得で、ビックリした。
振り込み手数料も、それ以来払ったことがない。

基本②の、面倒や手数を限りなく減らせると言う点でも、ネットバンキングは有難い進化をとげていた。


でも、私が手放せていない地方銀行のように、寄り添ってくれる銀行がいい と言うのもわかる。

手数料がかかってもそこにかかる費用は厭わないという人や、その違いを数字(値段)で理解できている場合は、もはや価値観の違いだ。

目の前に人がいてのやり取りは、やはり安心感が違うしね。



お金の優等生がよく言う言葉
お金に働いてもらう

investment   日本語でいうところの投資。
20年何も考えないことがむしろ正解と言うので、これは私に向いていると思って「つみたてNISA」にすることにした。

毎月自分で決めた額が自動的につみたてNISA口座に飛んでいき、お金が働いてくれている。

将来の事は分からないけれど、自分はお金の問題児なのだから、素直に優等生のやっていることを真似る方が、自己流より遥かに信頼出来ると思った。
(勉強も出来る人の真似をしたら、飛躍的に点数が上がったものだ)

これもネットで取り引き口座を作った。

手数料が窓口とは全く違った。

YouTubeのお金のチャンネルの方が、手取り足取り全部教えてくれた。
ホント、感謝。




そして、最後は外貨預金

これは当時日本円が弱くなりはじめていた為、リスク分散という視点と、始めた時の外貨定期預金の利息にも目が眩んだ😅

これもネットバンク。
現在金利  5.13%。(半年)




まとめ

つみたてNISAは当然やるべき!だとか、50歳以上はやってはいけない!だとか、日々私達はあちこち様々な情報から煽られる。

でも、この世にいる人で一人として正解は知らないのだ。

何を選んで、何を選ばないかは、自分で決めるしか無い。

残念なことだが、リスクがないものは無い、という現実があるだけ。


少し世の中の仕組みを知ると、じっとしていること(お金も動かさずそのまま寝かせておくこと)も、大きなリスクを含んでいることを知ることになった。

私はお金の問題児だと言うのに、知らなかったという損もしたくないという。
損は受け入れているなら、まだ潔いのだが、、、。

お金のことはなるだけ考えたくはないけれど、今考えうる大きな損は回避したい。
その為には少しなら頑張る!

という価値観に則って、
私の自分特化型お金のシステムは作られた。




・番外編 手放せない人の温もりもあるけれど

最初にお話しした地方銀行に現在もある、私のお給料の振り込み口座と小さな先取り積立。
あの時解約出来ずに残ってしまったアレだ。

私は問題児は返上しても、結局お金のことは考えず放置してしまう傾向にある。

数年そこにはまた何も策を講じないまま放置してある口座がポツンと残っていた。

さて、これをどないかせにゃいかん、と  最近気になり始めていた。

思い切って金(きん)とか買ってみようかな。一瞬考えた。


お金の問題児時代に私は、祖父がくれたメイプル金貨を何も考えず売ってしまった。

お金がなかったわけでもない。
なのにだ。

今の私からすると、「どうして?どうしてなの?バカバカ」 と自分を泣いてでも止めたい😢

あれからどのくらい金は値上がりしたのだろう。
金は簡単に売ってはいけなかった。。


金は魅力的だったが、結局この地方銀行は、今度こそ全て解約してネットバンクの利息の良い日本円の定期預金にしよう!

そう思って向かった。



しかし、そこに待ち受けていたのは、娘のような年頃の笑顔の素敵な女性行員Mさんだった。

せっかく時間を取ってくださっているのだからと、Mさんの話しやすさも手伝って、私は要望を伝えつつ、少し質問をしてみた。

興味のあった遺言信託のことや国債について。
丁寧に、一生懸命教えてくださった。

そうしているうちに、口座を完全解約する以外の方法がないか、考えてみたくなった。

これはまさしく目の前にいるMさんの人柄の力だった。

ここにあるお金は日本円で持っていたい。
だけど、この銀行の金利は、どのプランも私の利用しているネットバンクとは比べ物にならない位低い。

さて、どうしようか?

そこで今教えていただいた国債について、自分なりに調べることにして、一旦その日は何もせずに帰って来た。

ここでまた登場するのは、お金の優等生、hirotan。

私はこういう理由でこうしようと思うという話をして、「いいんじゃない?」という言葉をhirotanにもらう。
めちゃくちゃ変なことをしようとはしていないんだな、と分かる。

それだけで、安心して前に進める。

そして後日私は、ここにあった預金を、金利が上がり始めたという国債にすることで、Mさん&この地方銀行さんとの関係を続けることにした。

目の前のお金のことだけ考えると、もっとお得な運用方法は無数にあるだろう。


管理数も減らせず、手数も減らせなかった。

でも、それだけに振り切れない自分がいる。
そう、いつも中途半端な自分が😅


だけど、今の私には、5年もの国債はちょうど良いと思うことにする。
(これも5年間 何も考えなくて良いのがいいね)

そして、少しでも私が進化出来るなら、年に一度位は国債の金利を確認しながら、ATMで残ったお給料を国債に変えていくという管理を、頑張ってみてもいいな、と思えた。

「その時はお手伝いするので、私を呼んでくださいね」とMさんが言ってくれている。

いろんな人に少しずつ依存しながら、一歩ずつお金のプチ優等生を目指していこうと思う。

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