見出し画像

2022年の振り返り

 コロナウイルスも第8波が来たものの、重症化率・死亡率が下がったため、いよいよ本格的な経済活動再開の兆しが見えてきました。
 自分視点からの2022年を振り返ってみます。

オンラインからハイブリッドやリアルへ

 講演数。という意味では2021年から大きく変わりませんでしたが、変化したものが一つ。今まではオンラインで。という話の多かった講演がハイブリッドやリアルにシフトしました。
 その中でも一番聞いた紹介が「3年ぶりのイベントです。」でした。このコロナ禍で中断していたイベント関連が一気に始まった感じです。当然、飲食を伴うものに関しては賛否がありますので慎重なところも多いですが、それでも経済活動再開の兆しがここにも見えてきているように思えます。

 ただ、完全に戻ることがないのもこの世界です。

 オンラインでも良い、という選択肢が増えたためハイブリッド開催したい。という要求が最近増えています。ただ、まだまだ仕組みやオペレーションに試行錯誤している状態でこのあたりのブレークスルーがそのうち出てくるのかも?と感じています。配信系機材などを作っているメーカーなどがハイブリットイベント向けのものを作ってくれると買ってしまいそうです

半導体不足・コロナ禍の影響

 個人的に大きく影響を受けたのが「半導体不足」でした。

 最初に影響が出たのが水回りのリフォーム。6月に計画したのですが、一部機材の出荷停止に伴い、工事が12月中旬と5ヶ月待ち状態でした。また工場のロックダウンも合わせての影響ですので、来年にはこのあたりも回復されるのではないでしょうか?

 次の影響が車の買い替えでした。10年を超えたためそろそろ新しいのを。と思った矢先ものが入ってこない。という状況に。注文中止がかかります。なんて話もちらほら聞こえてきていました。ただ、この状況「日本車は」という条件がついていた様でドイツ車などは「既に影響がない」なんてことでした。
 結果的にはドイツ車で落ち着きましたが、この影響がなければ国産だったんだろうな。と感じたので初の海外車を買えたという意味では結果的に良い影響だったのかもしれません。
 日本車の半導体調達のサプライチェーンの影響か、購入の際の条件か、製造企業の条件なのかは定かではないですが、海外では既に戻っているようです。
 経済的な状況も合わせ日本が不利な状況がここにも透けて見えており、来年の状況が少し心配です。

働き方改革、DXからSDGs・メタバースへ

 講演依頼内容ですが、大きくは変わりませんが、最近SDGsを絡めた要求が増えてきています。2030年達成目標ですし各メディアでも煽られているので皆様も興味が出てきた。ということでしょうか。ただ、SDGsを単なる環境対策と捉える方も多いので、その辺りの背景なども含め知っていただけるような話をしています。
 また、メタバースも増えてきました。メタ社の状況からオワコン扱いされるメディアもありますが、本質的には「リアルとは異なる別世界」という世界観が生まれているため、オワコンしようが中の人は継続してその別世界で過ごす体験をやめることはないのではないかと感じています。また、徐々に別世界の経済活動なども増えていますので、着々と世界内のインフラ整備が進んでいくのではないかと感じています。
 講演の依頼傾向から今どのようなものに興味があるのかが分かるのは非常にありがたいです。一方で、大きく変化していないようにも見えますので、日本の進みがまだまだ緩やかである。という体感もあり、海外とのギャップが広がりそうにも思えます。
 このあたりも来年の不安要素かもしれません。

初の本を出しました

 本日発売でセキュリティ関係の講演を書籍化していただきました。
 まずはKindle版ですが、今後他のネット書店で販売される予定です。

 
 「本を出す」、実はここ数年の目標でした。2022年内になんとか達成できました。関係者の方々には本当に感謝です。2018年に池上彰さんと対談をさせていただきました。2時間みっちりと一対一で働き方改革について語ったのですが、その際には冊子が限界で本にまではなりませんでした。(本当はして欲しかった。とても良い内容だったといまだに思っています。)そこから4年越しの書籍化でした。

 「何かを表現する」という自分、からすると「直接お話しする」というものも非常に大切なのですが、違うメディアなどで伝えることができる。というのは一つの挑戦ですした。その挑戦が叶ったということが非常に嬉しいです。
 あとは挑戦していないメディアが「TV」ですが、これはかなり敷居が高いのでじっくりと機会を待つしかなさそうです(笑)

デジタルネイティブの時代へ

 今年講演の中でも多く語ってきましたが、これからは「デジタルネイティブの時代」です。日本ではそれほど感じないかもしれませんが、それは日本の平均年齢が高すぎるだけで世界の平均年齢の中央は30.9歳、「デジタルネイティブ世代」なのです。
 日本ではDXが進まず海外ではDXという言葉が無くても進んでいる背景には「デジタルが当たり前の世代が当たり前のものを使い便利にしている」ことが大きいと感じています。日本においても便利な社会の実装のためには「デジタルネイティブ世代」が「便利」と感じているものを積極的に活用することが鍵だと感じています。
 今年大学の授業を複数行いましたが、学生は既にデジタルの中で便利な生活を送っていました。今社会にある古いデジタルなどには理解が無い、使いたく無い。なんて声も聞こえてきています。
 彼らの声に耳を傾けてみるとこれからの便利なデジタル社会が実感できると思います。

不安要素も多く流動的な状況、海外は一気に進む予感

 日本国内だけ見ると変化は起きているけどゆっくりと、または変化したように思えた部分が戻ったところも多くありました。一方で海外はコロナ後の世界になり一気に進化するようにも見えます。
 今まで定点観測を続けていた中国は今後徐々に進化が落ち着きそうですが(都市部ではかなりなスピードで発展を遂げ便利になっていますので、ドラスティックに進める領域が減ってきている印象です。)、以外のアジア・アフリカは来年も注目なのでは無いでしょうか。物価や賃金上昇などを考えるとこれらの国が販売ターゲットになるように思えます。例えば既にビックマック指数ではタイの方が日本より物価が上です。

 2023年はコロナ明けで一気にアクセルを踏む段階になってきています。この一気に変化する世界情勢の中でいかに遅れずついていくか。が日本には求められるのでは無いでしょうか。

難しく考えすぎない

 日本の人たちはどうしてももの事を難しく考えすぎな気がします。DXもそうですし、働き方改革もSDGsも同じです。

 自分のしたいことをできる様にする「デジタル」「働き方」「サスティナビリティ」を直感で閃き実行してみることが今こそ求められているように感じています。
 特に海外の人やデジタルネイティブ世代を見ているとその傾向が高いと感じます。

 2023年は論理から直感に行動を変えることを目標にしてみても良いのでは無いでしょうか。私的には直感で生きているので、来年も継続する感じです。

2023年は一気に世の中が変わる年になる?

 経済状況やパンデミックの状況をみると2023年は大きく変動する年になりそうな予感です。

 うまく情報をキャッチアップし迅速に対応しないと後悔することも多くありそうです。来年も講演や各メディアで世の中の新しい情報や考え方、進め方などを語る予定ですが、そういう情報をアンテナを高くした方が良い一年になるのではと感じています。
 皆様もアンテナを今まで以上に高めて色々な変動に備えてください。

 また、講演などで話してほしい。など依頼がありましたらお気軽にお声掛けください。

 私のnote記事更新は今年がこれで終わりです。
 1年間、週一回程度のペースを目標に書いてきましたがほぼ達成できました。
 また来年も書いていきますのでお付き合い頂ければ幸いです。 

 それでは皆様良い2023年を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?