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年末年始の缶詰体験

 皆様明けましておめでとうございます。
 2023年も引き続きよろしくお願いいたします。

 さて2023年の始まりにあたり、少しトラブル?がありました。

 今まで2年半ほど無縁だった「例の流行病」に感染してしまいました。というものの、症状はほぼなく、少し喉の奥に違和感があり、時折咳き込むレベルでした。風邪にもならないレベル感です。

 ただ、年末某所でご一緒していた方が「陽性になった」とのお話があり、念のためPCR検査を行ったところ陽性判明となりました。
 一般的に見ると限りなく「無症状」に近いと思います。

 12月16日に受けた4回目のワクチン接種が功を奏したのでしょう。皆様もワクチン接種お勧めします。

感染後の対策「7日間の隔離」

 さて、PCR検査を行ったのが12月26日、年の瀬でした。その日の夕方には「陽性」が判明します。とはいえ、ご一緒だった方が25日夕方に陽性だった。という連絡を受けてましたので、25日の夜から自主隔離に入っていました。
 うちは、4人家族で私と奥様、こどもが2人いるのですが、2人とも受験やら就職やらの活動を行っている最中。この時期に感染すると色々支障が出る。ということもあり、自宅隔離にもリスクが伴います。
 他の家族もPCR検査を行い、陰性だったこともあり今回は「ホテル隔離療養」を行うことになりました。

ホテル療養までの流れは、

 ・陽性判明
 ・県への申請
 ・申請受理、ID発行
 ・ホテル隔離調整開始
 ・ホテルの空きがあれば入所

という感じです・・・

ふむふむ、では判明から入所までは1日程度で完了するのでは?
と思われた方もおられるかもしれませんがそんなに簡単ではありませんでした。

 「スマホからフォームに多々情報を入力し終わり」

 と思いきや申請から受理まで1日、ID発行からホテル調整まで1日、入所決定から入所まで1日必要で、26日夕方の申請からホテル隔離開始された30日昼まで、約3日かかりました。1日ごとにステータスが変動していく感じです。

 裏の処理がアナログなんでしょうか。バッチ的に処理を行った翌日の夕方しか進捗が進まない。という感じでした。(大量に陽性者が出ていますので人力による処理は大変だと思いますが、こういうところこそデジタル化を進めてほしいです。)
 何はともあれ、29日の夜入所可能連絡を受け、30日のお昼ホテルへ移動、30日の昼すぎからホテル缶詰がスタートしました。

 最近はコロナ感染から7日間は隔離。ですので、12月26日〜1月2日までが隔離期間、1月3日出所。というスケジュールです。30日〜3日朝まで、4泊5日になりました。

ホテル隔離の実態は?

 ホテルは神奈川県内の某所になりました。自宅からは電車で1時間の距離なのでかなり遠方ですね。ただ、療養ホテル自体の数が減っているみたいで且つ、入所者側で場所の指定はできないのでお任せになります。
 指定されたホテルは一般的なビジネスホテルでした。無線LANなどの設備もありますし、テレビなどもあります。風呂トイレはユニットバスでした。
 基本的には「この部屋からほぼ外に出れない」状態です。
 閉塞感が苦手な方や部屋に閉じこもっているとやることなくて死にそう。なんて人にはお勧めしません。
 部屋から外に出るのは食事をとりに行く際、ごみを捨てに行く際のみでそれ以外は窓なども見えないようにされていますので、外を見ることもできません。
(プライバシー対策だと思いますが。)

ホテル隔離の際のアメニティ、必要最小限のものが用意されてました。
ホテル隔離の部屋、広くはない一般的なビジネスホテルでした。

 私は普段エバンジェリストとして各所で講演などを行なっています。

 今回はホテル療養の際「缶詰で資料が作れる」という思惑がありました。実際、集中して作ることが出来ました。なんたって、周りに左右されない状況ですからアイデアをまとめるのも、資料自体を作り上げるにも良い環境でした。

 ただ、当然ながら4泊もの間、全く外に出ず1つの部屋で過ごす訳ですのでかなりストレスになる方にはキツイと思います。
 私の場合も少し気分転換なども必要でした。
 その時に役立ったのが「iPad PRO」です。
 普段もマルチに使っているiPadですが、今回も本領を発揮しました。

iPad PRO優秀

 私のiPad PROは私物の端末ですが、会社の仕事環境にアクセスできる様、「Microsoft365」を一通り入れてあります。

 文書・プレゼン・表計算…様々な事務作業にWeb会議、メール、チャット、掲示板などなど、オフィスワークに必要なものが一通り入っています。

 これに加え、Amazon系の一通りのサービス(Amazon  Music、Prime Video、Amazon Kindle、Amazon  Alexa)、家のNASへのアクセスアプリ、TVerなどがインストールされています。SNSも一通り入っています。

 音楽を聴く、映像を見る、家と連絡をとる、本を読む。コミュニケーションをする。

 全てiPadから可能です。
 リビングとオフィスを持ち歩く感覚です。
 しかも、SIM入りでどこからでも通信できますしバッテリーで10時間は駆動します。

 出張などでもマルチに活躍するiPadですが、4日間の間本当に助かる存在でした。

 最近はTVerで生配信なども行なっていますから正月の箱根駅伝などもほぼリアルタイムで見れましたし、ながら作業用として使ったり。
 多分1日14時間以上動いていた気がします。
 家への正月挨拶もiPadのAlexaから自宅リビングのAlexa5インチを呼び出して繋げて話をしていました。

 資料作成は別のLIFEBOOK U939XAを持ち込んでいましたからそちらで行っていましたので、iPadはスーパーサブの状態でした。

 PCのサブディスプレイにもなりますので、iPad、無駄がありません。

ホテル療養の困ったところ

 ホテル療養で困ったこと。
 実はほぼありませんでした。

 洗濯がまともにできないところと食事は3食同じ仕出業者さんの弁当でおかずパーツがパターン化されていたので、2日目以降飽きてきた以外は快適でした。

お弁当は3食、少しづつパーツが違う感じのもの

 隔離されたことで感染を広げることもなかったですし個人的にはベストチョイスでした。

 お酒飲む人やタバコ吸う人は「隔離中禁酒・禁煙」なので厳しいかもしれません。
 私はどちらも無縁ですので、関係ありませんでした。

 「年末年始大変でしたね」

 と言われる方もおられますが、個人的には年末年始、平日と休日、昼と夜、メリハリをつけ切り替えたい。と思っていないのでちょうど良い「集中作業期間」となりました。
 休みたければまた別のタイミングで取りますし(仕事がなければ。という条件はありますが)、逆に講演依頼の集中する11月〜12月中旬でなくて本当に良かった。と感じました。現地に行かないと成立しない案件もたくさんありますし、名前が出てますからキャンセルとなると関係者含め多大なご迷惑をおかけしてしまいます。

 2022年1月も下地島で自主合宿資料作ってましたので年1で集中作業は必要だなという感触です。(下地島は外出できましたが、雨が続いたため、それほど外に出てた訳ではなく…)

 2023年初めから色々あった年になりましたが、個人的には少しゆっくりと出来た感じでした。感染したことは良いことではありませんが、こういう状況を作らないと色々やりたくなっていたと思いますので、良い機会となりました。
 また、今回のような体験がまた講演のネタになります。
 ホテル隔離ってどんな感じ?という話も今後交えて行なっていくことでしょう。
 何事も実体験で語ることで相手の印象も大きく変わります。

 そういう意味ではそろそろ海外に行き、実体験をしたいな。と考えています。

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