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わからない気楽さ

昨日「わたしとは本当は何かをみる会」に参加した。
ワタナベさんという男性が印象に残った。彼の笑顔が心底「わからない、何も。」の気楽さ、徹底的な気楽さを示していて、こちらまでなんだか可笑しく笑えた。そう彼は全てが可笑しい、または掴みようが本当にないという感じだった。
「認識したのならもうウソ。」「認識した段階で概念、言葉にした時点で概念。」彼は可笑しくて仕方ない様に話してくれた。 ジャニーズ追っかけたりするのと、非二元探求は一緒と思ってると言うと、笑って頷いた。隣の女性がスピリチュアルとか、オーラが見えるとか、前世とかも信じてたけど、でも最近は怪しいのではないかと思うと話すと、「そんなのないんです。」と笑った。そこで私はじゃあ物理学は?お手拭きを手にして落としてみた。「落ちます。上に上がることはない。(これは分かってる法則では?)」みんな興味深々で答えを待った。「同じですよ、そんなものはない。」隣の女性が驚きの声を上げて「ええ〜っ、量子物理学も〜?」っと詰め寄る。「普遍(不変?)のものならどんどん変わるわけがない。」と笑った。
答えがないという自由の中にいる人を初めて見た。
楽しかった。

ああそうだ。彼が他に話した言葉をメモしとこう。
「文明なんかほんとは要らないんです。みんな自分の食べる分だけは有った。」
どういうわけかこうなっちゃたのね。どうして?
彼は吹き出して「わからないんですよ。」

「1+1=2じゃないです。イコールになるわけがない。1+1=1+1です。イコールにするには。」お手拭きとコップを指差し「これとこれ足してなんで2になるんですか?ワハハ〜!」

「認識以前のこれ なんですよ、これ!ワハハ。」