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映画の感想

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映画とかドラマの感想とか。
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2024年6月の記事一覧

「エアフォースワン」(1997)

ハリソン・フォード主演。ハリウッドらしい明快なアクション。 「エアフォースワン」は特定の飛行機ではなく、米国大統領が乗る空軍機のコールサイン。

「素晴らしき映画音楽たち」(2021)

アマプラのドキュメンタリー。映画音楽の始まりから1960年代の名画、そして007にスター・ウォーズにジョーズ、そして現代の映画音楽を、映画音楽家たちが語る。すばらしい。

「DEPERTURE 重大事故捜査班」(2019 )

すごく面白かった。大西洋上で消えた旅客機を追う、インド系女性主任航空機事故調査官。登場直前に妻と喧嘩し死をほのめかしていた機長。乗客には手配中のイスラムテロリスト。唯一生き残った女性は病院で襲われる。展開は二転三転し、一件落着かと思いきやどんでん返し。ハリウッド物でありがちな陽気で妙にうっとおしいキャラがでてこないイギリスらしいタイトでクールなドラマ。モサド、MI5もでてくる。 息もつかせぬ展開に一気見してしまいました。

「LIFT/リフト」(2024)

ルパン三世ばりにハイテクを駆使する窃盗団。金のために大量殺人も厭わない大悪党の逮捕に彼らの力を借りるインターポールの作戦は、フライト中のA380から10トンの金塊を奪うこと。これもルパンなみの荒唐無稽がたのしい。タイトルの”LIFT”はパクリとか盗みの意味らしい。

「アイス・ロード」(2023)

「マトリックス」のモーフィアスことローレンス・フィッシュバーン。アラスカの鉱山事故。閉じ込められた鉱夫たちを救うため巨大な装置を運ぶコンボイ。危険で閉鎖された凍った冬の湖の道「アイス・ロード」に挑む。コンボイネタだと「恐怖の報酬」を思い出す、古典的なシチュエーションアクションともいえるけど、余計なドラマのないタイトな感じが良い。

「ブラックベリー」(2023)

世界初のスマートフォンを生み出した「ギーク(オタク)とスーツ(ビジネスエリート)」のバディ物、という見立てもできるかもしれない。 「メールができる携帯電話」を大企業に売り込こににきた技術オタクと、クビになりそうな野心あふれる大企業幹部がなぜか組んで始めるビジネス。スーツもギークもどちらも否定的に描かず、成功の道を驀進する前半はエキサイティングだけど。そして「あの男」が登場で世界が変わる。 ジョブスのこのiPhone登場のときのプレゼンはよく覚えています。ブラックベリーやノキ

「アトラス」(2024)

AIの反乱がテーマのSFアクション。AIの反乱戦争で辛くも勝利した人類。逃亡し宇宙に逃げたAIを追う分析官。反乱AIと戦う彼女のかけがえのない相棒はAI。ありきたりな「人間はAIよりえらい」とは違うストーリーがいいです。ここで描かれる「AI」はレプリカントにむしろ近いかも。 「AIなんてコードで魂などない」と問うヒロインにAIは「あなただってDNAのコードに従ってるだけだ」と返す。その答え「全てに魂がある」は日本人が根底に持つ感覚だったりする。