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映画の感想

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映画とかドラマの感想とか。
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2023年1月の記事一覧

「イチケイノカラス」(2023)

いやー面白かった。竹野内豊、黒木華、斎藤工、吉田羊。イージス艦と貨物船の衝突事故、環境汚染を疑われる地方都市の巨大企業。でも、「巨大権力の陰謀を暴く」的な陳腐なストーリーじゃなく、黒木華演じる「溢れる正義感が抑えられない弁護士」が暴いていくのは「首謀者のいない犯罪」 序盤のコミカルさは深津絵里の「ステキな金縛り」みたいですがだんだんシリアスに。竹野内豊は癖ありの一見フザケた裁判官ですが裁判ではビシッと物語を締めていきます。

「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」(2011)

カミさんが録ってたので。なんとスピルバーグ監督の3DCGアニメーション。漫画は読んだことないですが、いろんなかわいいグッズでおなじみのタンタンと愛犬スノーウィーの冒険。ストーリーは楽しくてアクションもいいですが、ちょっとタンタンが不気味の谷に落ちかけてる感じ。スノーウィーかわいい。

「エンド・オブ・ステイツ」(2019)

「何回世界を救ったら気が済むんだ」のジェラルド・バトラー主演。 大統領暗殺未遂の疑いをかけられ政府と黒幕の両方から追われるマイク・バニングの孤独な戦い。バニングの父ちゃんカッコいい。 冒頭、大統領襲撃に使われる無数の自立特攻ドローンを使ったスウォーム攻撃は現代のテロの姿かも知れない。

「二十四の瞳」(2022)

NHKドラマ。土村芳主演。 「二十四の瞳」といえば日本映画史に残る昭和29年の高峰秀子の映画ですが、本作も素晴らしいです。土村芳の熱演に涙します。 マスノ役の子はチビ舞ちゃん。 土村芳、「ライオンのおやつ」も名演でしたがこの作品も。 「二十四の瞳」は序盤の名前を読み上げる場面が心に残りますが、本作もすてき。戦後の教室でのリフレインにぐっときます。 中盤の、小学校を出ると奉公に行ったり貧しさから退学する子たちの場面を見ると、両親を亡くし中学を中退し軍隊に入った親父を思い出