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映画の感想

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映画とかドラマの感想とか。
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2022年9月の記事一覧

「竜とそばかすの姫」(2021)

地上波で再見。ツイッターのTLをみてると評価は分かれているようですが僕は大好きな映画です。「美女と野獣」をモチーフに近未来の仮想世界を舞台にして、少女の小さな成長を描く、というのが僕の見立てですがまあそういう細かいことはどうでもいい。中村佳穂の歌が最高。 中盤でのこの駅のシークエンス、青春、って感じで可愛くて愛しい。 四国の街や川の風景が美しい。最近のアニメは「ロケ地巡り」がしたくなります。

「雨を告げる漂流団地」(2022)

Netflix映画。劇場でちょうど公開していて気になってたんですが、配信でも同時公開。割と好きかも。 ノスタルジックファンタジー・アドベンチャー、と言ったらいいのかな。 現代の子たちが主人公ですが、昭和の少年少女に刺さるかもしれない。 ネタバレになるのであれですが、とても日本的なテーマが背景に流れています。

「さかなのこ」(2022)

とても幸せな気持ちになれる映画。 さかクンの自伝をのんちゃん主演、井川遥、夏帆、なんとさかなクンご本人も。 「子供はわかってあげない」の沖田修一監督作品。いい映画です。ヒットして欲しいなあ。 のんちゃんの横顔はとても美しいと思う。

「警視庁物語 聞き込み」(1963)

1963年、僕が生まれた頃のシリーズ映画。のちの「太陽にほえろ」で変わる前、アイドルのいない、地味だけどリアルな刑事ドラマ。 刑事役に花沢徳衛とウルトラセブン隊長の中山昭二。菅井きん、山村聡も。 舞台は西武新宿線沿線。明日行く映画館テアトル新宿のネオン。 この映画シリーズが貴重なのは、1960年代の東京の風景の記録映画にもなっていること。銀座の喫茶店の前には靴磨きの女性たち。

「ブレット・トレイン」(2022)

ブラット・ピット、真田裕之。 ゴキゲンな超B級ムービー。 登場人物ほぼ全員殺し屋、コメディ風味たっぷり。舞台は日本の新幹線をイメージした弾丸列車。ハリウッド映画🎬の日本イメージが楽しい。真田裕之のケレン味たっぷりの演技も最高。鉄ちゃん的ツッコミどころは満載ですが「マジレス」は野暮というもの。

「悪魔の手毬唄」(1977)

古谷一行追悼。石坂金田一もよいですが、中学生のころ、ちょうど読みふけっていた横溝正史をドラマにしたこのシリーズの古谷金田一が一番好きです。石坂金田一より泥臭い感じが原作に近いと思う。華やかな映画版と違う地味な感じと、2時間の映画では描き切れない原作のディティールもドラマ版の楽しみです。 「おりん」と金田一がすれ違う峠のシーンは今見ても怖くなる 鬼首村に凱旋するスター、大空ゆかりはなんと夏目雅子。 青池里子役の可愛らしいけど色っぽい女優さん。見たことあるなと思ったらこれま