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映画の感想

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映画とかドラマの感想とか。
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2021年2月の記事一覧

「怪談牡丹燈籠 異聞」

再見。このドラマ傑作だと思う。本編は上白石萌音と中村七之助演じるお露と新三郎の悲恋と、柄本祐と尾野真千子の奸計の二軸ですが、これは悲恋に絞っています。 「恋つづ」でブレイクする前の萌音ちゃんの演技力に息を呑みます。もう取り殺されてもいいかも。

「アルキメデスの大戦」

意外に面白かった。 原作のコミックはコドモに借りて読んだ。ストーリは面白そうだけど画が余りにも酷くてめげた。 映画の方はまあちゃっちい感じは否めないけど、この手のテーマは残念な映画になりがちなので期待しなかったわりには楽しい。 何より浜辺美波がかわいい。

「世界は今日から君のもの」

2017年、門脇麦主演。 ものすごく地味だけどいい映画、門脇麦ならではの映画だと思う。 人見知りで元引きこもりの女の子をみごとに演じています。 彼女のこの眼差しが好き。

「空に住む」

多部ちゃんの新作。心にじんわり沁みるいい映画。 台詞、表情のひとつひとつをじっくり味わえる、邦画らしい映画🎬。こういう映画は映画館じゃなきゃ。 両親の死後事情でタワーマンションにひとりで住む事になった若い編集者の女性。仕事、恋、友人、そして猫。 「中身は真っ直ぐなのに表現がややこしい」女性の複雑で揺れ動く心情を多部ちゃんが繊細に演じています。

「海辺の映画館 キネマの玉手箱」

大林宣彦監督の遺作。これはどうしても映画館で観たかった。 前作「」につづいて戦争がテーマだけど、監督らしい紙芝居のような絵巻の映画。尾美としのり始め往年の大林組の俳優さんもあちこちに。 一般受けする映画でないけれど、大林宣彦監督の思いがこもっています。 エピローグとエンディング、自転車で渡し船に乗るモノクロームの少女は、大林映画のアイコンだと思う。