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なぜ君は合流新党に参加できないのか - そこに大義があっても、指導力がないからだ

こんばんは。今日もお疲れ様です。

階猛衆議院議員の投稿

元国民民主党の衆議院議員階猛(しな・たけし)さんが、上記のテーマで8月17日に朝日新聞のWeb論座に投稿してました。

それと、Facebookでの紹介投稿。

公開投稿ですので、どなたでもFacebookアカウントがあれば、ご覧になれます。

階さんは、私が応募して採用されなかった日本長期信用銀行(長銀)のご出身ですから、それだけでも尊敬に値しますが、ここでおっしゃってることは、違うと思います。

今も多くの国民は、「政府与党の迷走するコロナ対策や相次ぐ不祥事には不満だが、バラバラの野党に政権を託すのは不安だ」と思っているのではないだろうか。野党が「大きな固まり」となって安定感と信頼感につながる活動をし、国民が野党に対して不安感ではなく、政治を変えてくれるという期待感を抱いてもらえるようにしなくてはならない。

投稿に対するコメント

そんなの、勝手に想像してないで、アンケートを実施して、ちゃんと国民に聞いてみればいいじゃないですか。

本当に、「バラバラの野党に政権を託すのは不安だ」と国民が考えているかどうか。

いや、それをストレートに聞いてもダメで、合流する元になる立憲民主党、国民民主党がどうして支持率が激低いのかを聞かなきゃダメです。

かつ、選択肢つきで。
例えば下記の様な質問をいくつか展開して、国民の意識の深層に迫るのがいいと思います。

質問1: なぜ、立憲民主党、国民民主党は、これまでの3年間、支持率が低迷したのでしょうか。あてはまると思う答えをすべて挙げてください。
1.自民党にも指導力はないが、これらの政党にも指導力が感じられない。
2.バラバラの政党をひとつに取りまとめられるだけの指導力が感じられない。
3.立憲民主党と国民民主党が合流したら、国民が野党に対して不安感ではなく、政治を変えてくれるという期待感を抱いてもらえるような指導力を発揮できると思えない。

もう最初から答えを導き出しちゃってますがw、実際にはもっと練り上げた質問を、電通がいやなら博報堂とかに頼んで作ってもらい、アンケートを実施してもらえばいいのです。

つか、自民党は既に密かに、電通に頼んで実施していると思いますね。
そして、それを基に総選挙を戦い、ここ数年は、その度に益々勝利を重ねて来ているのだと思います。

国民民主党が50億円もってるのだから、それを使えば十分出せるでしょう。

日本の政治家に決定的に欠けている能力

日本の政治家に決定的に欠ける能力は、指導力です。
莫大な数の官僚を引っ張っていき、国民にわが国の進む道を提示して、一緒に進んでいこうと呼びかけるリーダーシップです。
特に民主党系野党は、政権担当していた3年間に、それが全くないことが、すっかり露呈してたじゃないですか。
もう言い古されている批判になってしまいますが、それが改善されない限り、二度と再び国民から支持されることはないでしょう。

野に下った後、指導力を高める努力を具体的にしていますか?

「国民が野党に対して不安感ではなく、政治を変えてくれるという期待感を抱いてもらえるようにしなくてはならない。」と階さんがご自分でおっしゃっている通り、そのためには自分達の能力を磨くしかないでしょう。

いや、百歩譲ります。
野党の政治家が全員、日本という国を率いることが出来る指導力を持ってなくていいです。
たった一人でも十分です。
たった一人、自民党のどの政治家よりも卓越した指導力を発揮できる人材が居て、その人を全員で支える体制さえ作り上げることができれば、国民から見直されることでしょう。

それが出来ないから、国民から放置プレーを受けているのです。

玉木雄一郎さん、いい人なんですけどね。
私が議員秘書だった時、この人は、他の議員がしているような「秘書扱い」はせず、私を一個の人間として見てくれてました。
議員秘書を辞めて民間に戻り、ロビー活動のために私が永田町に通ってた頃は、議員会館の前でばったり会ったりすると、向こうから手を振ってくれたりする人ですから。

でも、「僕、生まれ変わったんです」なんて、気軽に言っちゃう人ですからねぇ。(↓つい1年前の話です。)

階さんが、本当に玉木さんの合流を望むなら(望んでいるのでしょうけど)、言葉で呼びかけてるのではなく、党内で指導力を磨く手立てを考え実行して、支持率をアップする活動に専念することをお勧めします。
そうずれば、玉木さんのみならず、合流してない議員も、放っておいても
合流するようになります。

指導力を高める方法

では、どうやって指導力を高めたらいいのか?

一番簡単な方法は、欧米の大学の教育カリキュラムの中にある、Leadership Traningのコースを受けに行ってください。
オンラインでも受講できると思います。
言葉の壁があるのなら、そのコースを提供している大学と交渉して、翻訳させてもらってください。

私はあいにく受講したことがないので詳細は判りませんが、その気になれば1学期=3か月で履修できる分量だと思います。

以前、外資系企業に一度だけ勤務したことがありますが、そこの日本法人の社長は営業上がりで、就任時は正直、酷かったらしいです。
でも、Leadership Trainingを日本に居ながらTV電話会議システムで特別に受講してたようですが、数か月でみるみる効果が出て、見違えるような子会社経営が出来るようになってました。

本来、そうした教科が提供できてない日本の大学が、そもそも片手落ちです。
せめて松下政経塾で実施できていればよかったのに、とも思います。

では、また明日。




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