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藤井聡太二冠が高額CPUに走る訳

こんばんは。今日もお疲れ様です。

久しぶりにテクノロジーネタを。

藤井聡太棋聖が、自作PCで使うCPUに、AMD社のトップレベルCPUを購入したと話題になってます。

Ryzen Threadripper 3990xは、64コア128スレッドあります。

藤井棋聖が使ってるソフトが、当然ながらマルチスレッド対応なのでしょう。

ポイントは、「6月の棋聖戦第二局では、藤井二冠の妙手「3一銀」が、将棋ソフトが4億手読んだ段階では悪手なのに、6億手読むと最善手になることが話題となった」に尽きます。

元インテル日本法人の社員としましては、癪(しゃく)に障(さわ)るけど、正しい選択だと思いますw

勤めていた時期は重なりませんが、元AMD社員の友人曰く、「遅せぇよ!」でしたがww

そのCPUの画像はこちら。


Amazonで検索しても、50万円しますw

そもそも、4億手なんて、通常の人間が一生かけても読み切れないでしょう。
それが、たったの10秒で読み切れるのですから。

それを機械を使って実現するのは、全く正しい選択肢です。

50万円で実現できるなら、安いものです。

あいにく、PCやスマホのCPUは、日本では海外トップ企業に対抗できる製品開発力がないので国産できませんが。

コロナ禍で、日本製の全自動PCR検査機もなかなか導入できない地方自治体や政府を見ていると、歯がゆいばかりですが、日本人が皆、藤井二冠の様な判断が出来る日が来ることを希望します。

ちなみに、来月発売される、同じAMD社の同じRyzen Threadripperの、Zen 3ベースの「もっと早くなりそうなやつ」は待てなかったのか、も話題です。

まぁ、1.2倍速くなる程度だったら、待つ必要がなかったのでしょうね。

逆に言えば、藤井二冠の上を行きたいライバルは、1.2倍速いやつを来月買って、同じソフトを入手して研究すれば勝てるようになるチャンスがあるかも知れません。
ソフトウェアは自作ではないのですから。

より進んだインテルアーキテクチャ上でより高性能を発揮するでしょうから、マシンの性能で優劣が出るなら、まだ競争がそこまで激しくない、ということではありますが。

それで、私の元の勤務先であるインテルが、もう少しやる気出してくれると嬉しいですw

おまけに、藤井二冠がどう考えているか想像ではなく、ちゃんと本人に取材して報道する、まともな記者が増えるともっと嬉しいかなww

と、いう訳で、今日の投稿のタイトルも、あくまで推測でしか語れないことを最後にお断りしますwww

では、また明日。



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