低体温症とは⁉️ 真冬の災害に備える
元旦に襲った能登の地震、次々に被災状況が報道され被災者の声、映像を見るたび胸が痛みます。
と同時に他人事とは思えず不安になります。真冬の災害で最も不安なのは寒さなのではないでしょうか?災害関連死の中で低体温症という言葉を多く耳にします。
低体温症を防ぐ為に出来る事を考えてみました。
低体温症とは
低体温症とは体温が35℃以下になり、神経や筋肉、心臓など全身の正常な機能が阻害される状態です。症状が進むと命に関わる事もあるので早めの対処が必要です。
主な原因
低い気温、風の影響、体が濡れた状態
疾患や栄養不足の合併症によって起こる事もある
症状
軽度 (35℃~32℃) 体の震え、無気力、意識がはっきりしない、呼吸が早くなる、手足が冷たく蒼白になる。
冬場のマラソンや野外イベントで雨に濡れそのまま長時間過ごすことで起こる事もある
応急処置
温かい食事、飲み物を摂取、暖かい場所に移動、濡れた服を着替える、脇や鼠径部を温める。
被災地、避難場所で低体温症にならない為に
どうすればいいの?
災害に備えて自分で出来る準備はなんだろう?
●床に敷くことで冷たさを軽減
・段ボール箱 (大)、湿気を吸ってくれる
・アルミのシート、キャンプ用品でおなじみ
・空気でふくらむマット
・身体に貼る (ほっカイロ)
・温かいものを食べる為に
ガスバーナー
固形燃料
・アルミシートマント
せっかく準備をしても、いざ災害が起こると、持ち出す時間的余裕が無かったり、家が倒壊して持ち出せなかったりする事が多いようです。外の物置や、車の中、屋外ストッカーなどに入れておけば安心ですね。
*中等度 (32℃~28℃)
震えが止まり筋肉が硬直、瞳孔、呼びかけに反応しない、呼吸が遅くなる
*高度 (28℃以下)
痛みの反応がなくなる、致死性の不整脈、自発呼吸がなくなる
身体を動かさず安静に!
救急車を呼びましょう!
障害者と災害
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