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北陸地方では水仙を「雪中花」と呼ぶらしい

海流に乗って漂着し、野生化したのかもしれない

花が少ない冬に開花する「水仙」。正月花としても飾られることが多い花です。日本原産だと思っていましたが、原産地は日本ではなく、スペインや北アフリカなどの地中海とされています。

平安・鎌倉時代の文献にも登場するので、随分と古い時期に水仙の球根が何らかの方法で海を渡って日本に辿り着いたようです。にわかには信じられませんが、海流に乗って漂着し、野生化したという説もあります。

雪のなかでも花を咲かせる水仙の強さ

元旦に起きた能登半島地震の被害が次第に明らかになってきました。被災された方々のことを思うと胸が痛みます。取引先からも、店舗が被害を受け、臨時休業をせざるを得ないというメールが昨日届きました。

北陸地方では水仙を「雪中花」とも呼ぶそうです。雪のなかでも花を咲かせるほどの凛とした強さから名付けられたのだと思います。それどころではない状況ですが、被災地でもきっと「雪中花」は咲いているはずです。

いまある条件を最大限に生かして、足りない条件を埋めていく

どうしたらいいのかわからない状況下で「可能性を信じる」にはどうしたらいいのか。当事者ではないのに偉そうに聞こえるかも知れませんが、失ったものやないものを求めても可能性は生まれません。

いまある条件を最大限に生かして、足りない条件を一つひとつ埋めていく、これが可能性を信じることだと思います。いいことは何もない、望みは途絶えた・・それでも何かしらの可能性の条件は残っています

何気ない日々の暮らしも同じです。毎日の仕事や経営も同様です。雪のなかでも花を咲かせる凛とした強さ、これに気づくことができるかどうかが重要です。そんな風に思える新年三日目の朝です。


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