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北海道・白老町の素敵な仲間たち

10月1日(火)に北海道・白老町で「白老ブランディングセッション』を開催します。白老町ってどこ?なんで白老でやるの?どうしてブランディングなの?ブランディングセッションなんだ?・・・ちょっとまとめてみます。

まずは北海道の白老町ってどこなの?苫小牧と登別の間にある人口約1万8千人弱の町です。太平洋に面して東西に広がっている本当に自然豊かなところです。とくにトップ画像のポロト湖周辺はおススメです。

僕もちょっと関わっているのですが、虎杖浜たらこ、白老牛などが地域ブランドです。他にも毛ガニ、ホッキ貝、原木椎茸、卵など、量が少ないので地元や道内でしか手に入らないけど、美味しいものがたくさんありますよ。

虎杖浜沖で獲れた鱈の卵から加工される「虎杖浜たらこ」は絶品、これを食べたら他のものは食べられない。毎年6月に開催される「白老牛肉まつり」には牛肉好きが何と5万人以上が集まります(次回は参加したいなあ)。

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2020年にアイヌ文化の発信基地の拠点が誕生します

いま白老で大きなプロジェクトが動いています。それはアイヌ文化発信の拠点として2020年4月24日に開設予定の「民族共生象徴空間」。その中心は北日本エリアでは初の国立博物館となる「国立アイヌ民族博物館」です。

他にも、アイヌ民族の伝統芸能が上演される「体験交流ホール」、さまざまな体験プログラム行われる「体験学習館」、アイヌ集落が再現される「伝統的コタン」など、アイヌ民族の文化を複合的に学び、楽しめる拠点です。

民族共生象徴空間の名称も「ウポポイ」に決まり、急ピッチで工事が進められています。まあ、1万8千人弱の町に年間の来場予定者数100万人の施設ができるのですからいろいろなことが予想されます(これはまたの機会に)。

地元の一社一社のファンの総和が、地域のファンになる

仕事でのご縁があって5年ほど前から白老町に通っています。最初は行政さんの仕事だったけど、いまは町内の9社の中小企業がお取引先です。正確にいうと、弊社が主催する「ブランディングクラブ」の会員なのです。

パン屋、水産加工会社、花屋、建築会社、新聞配達店、イタリアンレストラン、デザイナー・・・みなさん、規模は小さいけれども、地元にしっかりと根を下ろした個性的な企業です。経営者はほぼ30〜40代です。

地域の繁栄ってこう思うんです。民族共生象徴空間のような大きな施設や機能もいいのですが、町のファンは町の企業や店がつくり出すもの。一社一社、一店一店の魅力でファンが生まれ、その総和が町のファンになります。

どっかーんとやるのもいいけれども、自分の住むところは、自らの手で心地よくすることだと思うのです。まずは自分が住む界隈から始め、界隈が集った地域を、地域が集まった地方を、地方が集まった国をという流れです。

白老町で中小企業の経営者が熱く語り合う時間

各々の魅力を最大限に発揮するにはブランディングを避けては通れません。いつもは東京で開催している「ブランディングセッション」を、9社の全面協力によって白老町で開催するのも、ブランディングの学びが目的です。

ゲストは同じクラブ会員の西岡政憲さん(西岡家具/カフェクヌート)、香川県観音寺市から遠路はるばるお越しいただきます。講演のタイトルは「えがおが集う場所を創造する」、まさに小さな地域にこそ必要なことですね。

翌日の2日(水)は参加者といっしょに白老の魅力を堪能する「白老スタディツアー」を行います。観光スポットや名所もいいけど、やっぱりの地域の魅力はそこでがんばっている「人」。人がいてこそ、地域の活性化です。

予定しているのは、白老の食材を知りつくした店主がいる「河庄」での交流会、「haku hostel+cafe bar」のオーナー菊地さんとのモーニングMTG、ネイチャーガイドの手塚さんに案内してもらう「ポロトの森散策」など。

もちろん、会員のところも訪問し、語り合います。東京の会員も札幌の知り合いも来てくれるとのこと。植物の受粉は虫や動物や風や水が媒介ですが、地域の魅力は人のつながりから広がっていく、これが自然だと思うのです。


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