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顧客を絞り込めば、発見されやすくなるのは本当か?#1

ご質問!あなたの会社の目指すべき顧客は誰でしょうか?

一人は少々高くても美味しさにこだわる、もう一人は安くてお腹が満たされればいい。どちらも正しく、それぞれ異なる嗜好を持っているだけです。しかし、経営者は欲張りです。嗜好の異なる二人に買ってもらおうとします。

しかし、思い通りにはいきません。異なるニーズをいっしょに満たすことは簡単ではありません。結果的にはどちらにも支持されるような最大公約数の提案で終わります。万人向けでは自分ごとと受け止めてもらえません。

多くを狙った全方位総合型の展開は大手が得意です。小さな会社がこの領域を選ぶことは致命傷になりかねません。さて、ここでご質問、「あなたの会社の目指すべき顧客は誰ですか?」この問い掛けに明確に答えられますか。

あなたの会社を「気に掛けて心を配ってくれる」のが顧客

「客」と「顧客」は似ているようで異なります。店であれば来店し、利用してくれる人はすべて客です。一見さんも客だし、来店しても買わない人も客です。しかし、その人たちは顧客かというと・・・そうではありません。

顧客は「顧(かえり)みる+客」と書きます。「顧みる」にはどういう意味があるのでしょうか。「過ぎた事や他人のことを振り返ってみる」、これが「顧みる」の意味です。「子供時代を顧みる」、こんな風に使いますよね。

同時に「顧みる」には「他人や物事を気に掛けて心を配る」という意味もあります。「気に掛けて心を配ってくれる」ことが顧客の要素といったら飛躍しすぎかな。僕は顧客には「共感者、支持者」の匂いがすると思うのです。

次回に続きます。こちらもお読みいただければうれしいなあ。


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