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リンゴンベリーブレッド

おつかれさまです。

なにごともなくいつもの日常がおくれているようでいて、ちかごろ「あれ?」と首をかしげるような事故や事件が起きているような気がします。そんな時こそ日常は、何気なく「来て」「過ぎてゆく」ものじゃなく、力づくでいつもの日常を引き続きおくりたい。むりやりです、もう、必死で日常!

というわけで、水曜の今日はお菓子を焼きました。

先週のブッタークーヘン(バターケーキという名のドイツの菓子パン)につづいて、今週はリンゴンベリーのパンをつくりました。きっかけは最近みたTV番組です。バナナマンの日村さんが通りすがりの人にその土地の美味しい店を紹介してもらうのですが、栃木県那須町が対象だったその日、紹介されたのはぺニィレインというベーカリーのブルーベリーブレッドでした。

ペニーレインは茨城の我が家の近くにもあります。ドッグランのあるすてきなレストランがあり、人専用のコーナーよりも何故かお料理がおいしくて、犬たちにかこつけて二人を連れて行ったものです。犬たち用のメニューもあって、同じテーブルに座らせて食事させることもできます。華子が生きていた頃は野菜嫌いの桃太郎の残り物を彼女が片付けるという名コンビぶりを見せてくれました。おかあちゃんが怖いせいか、ふたりとも目立ってはしゃぎすぎることはなくいつも淡々と食事をし、内輪でちょっとした小競り合いがあっても緊張するのは人間ばかりで楽しく過ごしたもんです。

このペニーレインにもブルーベリーブレッドはあるのですがまだ買ったことはありません。TVの、しかも同じ番組に登場するのは二回目で、しかもこのパン、前回も紹介したそうですから本当に美味しいのでしょう。しかし、ブルーベリーというのはあまり得意じゃないんです。つみたてをそのままポイと放り込むのは好きなんです。このあたりには農園も珍しくなくそれこそ木によって味の違う粒をバイキング式に楽しむこともできるのですが、加糖されたジャムはなかなか・・・。

それで思いついたのが、リンゴンベリーのジャムでした。IKEAの食品売り場でめずらしさに手がのびたものです。しかしミートボールを食べる機会もなかなかなく、封を開けずじまいでした。たしかフードコートで食べた時は甘さ控えめの爽やかな味だったはず。そう思い出し、TVでみたとおり生地とフィリングにたっぷりジャムを使いました。

酸味がバター多めの生地にあってとてもおいしかったです。もともとアーモンドクリームブレッド用の生地の配合で、ミルク分の多いしっとりしたパンですので型からだし冷ましている間にひしゃげて、切り口が三角になってしまいました。あした、厩舎のみんなが喜んでくれるといいけど。

今日あたりは日中、夏日のような暑さになりましたけど、夕方からこの時間はすっかり秋です。障子をあけたまどの外から虫のこえがはいってきます。あついけど、すずしい。濃厚だけど、さっぱりした味がOKになる季節。さあて売れ行き具合によって、私の陽気センサーの真価がとわれますわ。

温かい紅茶、コーヒーが欲しくなる季節。どうぞみなさまご自愛ください。

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