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Do-shite馬にのらないの?!
夫の厩舎は北の杜というところにあります。以前は乗馬苑のあったところで美浦トレーニングセンター内でも、社宅に近いそとぼりぎわになります。トレーニングセンターの反対側へ行きたい時、ショートカットしてゆくルートとしてよく使いました。もちろん通行証がなければ入れませんが。このショートカットのルートは、実は素晴らしい桜並木で、以前は桜の時期の土日だけ開放され近隣の子供連れがあそびにきていました。
乗馬苑は、乗馬をひろめるために競馬場やトレーニングセンター内に設置された乗馬学校です。美浦の場合、競馬関係の子弟が通うのがメインでしたがいまはどうなのでしょうか。つくばあたりにお住まいのお母様から息子が子供の頃お世話になったという話も聞きますから、門戸を開いているかも知れません。
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この乗馬苑があった場所に、いまは新しいタイプの厩舎がたっています。
事務所と洗い場、それと馬房が四角い敷地にコの字に配置されています。中央にはトレッドミル。
馬房は向かあい合わせで、馬たちはそれぞれ向かいの馬の様子を見ることができます。
旧式の厩舎では馬房は一列でした。賛否両論あるかとおもいますが、向い合せだと馬たちはお互いの様子を確認できておちつく、んじゃないでしょうか?
こんなふうに言うのは、じつは
ここに引っ越してきたばかりのころ、3回ばかり海外からの視察団をお迎えしたことがあるからなんです。
夫はそういうのがとてもすきで、よくお迎えしていました。インド、韓国、香港・・・アメリカ
わたしは野次馬のひとりでしたが、
くだんの「馬が安心する」あたりの話は進んで説明したように思います。
馬の世界に共通なのは、わりと皆さん内輪でまとまるってこと。
それから、次にこちらが英語がわかると知ると、急に愛想がよくなっていろいろ質問なさいます。
どうして色の違うバンデージをつかうのかとか、
検疫の頻度とか、
これまでで一番勝った賞金はいくらかとか。
ギニーというが、競馬の賞金額をいうときの世界共通の単位みたいです。
日本の検疫の厳しさは世界一らしくて、
アメリカからいらした方たちは、
『自分たちもこれまでつかっていた薬を週一回に減らしたんだ』
と胸を張って仰っていました。
何もしらないわたしですから、あとで夫にたずねると
日本ではありえない、と首を振りました。
その後ケンタッキーのキーランド競馬場に寄せてもらったときには、
牧場と競馬場の距離の短さに驚きました。
つい庭先で試合をしているようなものなんです。
それでは投与管理もむずかしい・・・。
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馬にとっても、人にとっても
検疫の厳しさはありがたいものです。
もしかしたら、
いえ、まちがいなく、日本は一番クリーンなんじゃないか、と
密かに思っています。
世界一クリーンなお馬さんの
大事な落とし物は、
美浦村のお米の栽培やマッシュルームの栽培の役立っているとも聞いたことがあります。
最近では、畜産業で出る豚や牛の排泄物からエネルギーを作る会社も
始動したそうですね。
世界一クリーンなお馬さんの落とし物も
パワージェネレーションに使ってほしいものです。
ね、ジェロ様、ご一考くださいませ。
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