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不思議なドローンのご縁

上の写真は、中学生(14歳)だった頃のバスター(オールを持っているガキ)と、下北沢で柳家さんというパン屋さん兄弟の弟さんの方である。柳家さんのお母さんに、通常は、パンを運ぶトラックで、ボートを多摩川まで運んで頂いた。

ボートとか、物を作るのが好きなガキだった。その後、「双葉フロンティア」「三つ星ビクトリーC」でラジコン飛行機の魅力に取り憑かれた。最後は、「スーパーアトラス」翼長160cmの機体に、リコーオートハーフをとりつけて、空撮にチャレンジしていた。離陸するのが精一杯で、着陸はできず、墜落する。十分な飛行ができずに空撮は失敗の連続だった。(遠い目)

双葉電子のアナログ・プロポ発売から、半世紀が過ぎたのだ。香港でDJI Mavic Proを購入した。

DJI製のMavic Proは、すべて想像を越えるものだった。既に現在では、当たり前の事だが、なんといっても飛んでいるドローンからの景色が手元のiPhoneに表示される。手をスティックから離しても、空中で完璧なホバリング状態を保ってくれる。半世紀の進化は恐ろしいものなのだ。

TJと2人で、Mavic Proを持って長野県白馬に行った。そして、その日が、TJのYouTuberとしてのデビュー作の撮影日でもあった。TJのVLOG Episode 01は、バスターがドローンを墜落させて、無くしてしまったという動画だった。

幸いな事にドローンは雪に埋もれていただけでほぼ無傷。自分自身で墜落場所を発見し、回収する事ができた。プロペラ損傷のみで、プロペラ交換後、飛行可能状態になった。今回、発見が遅れたのは、夜半の雪で、覆われていて氷詰めになっていて地面からは見えない状態だったからだ。ただ、プロペラの一部が雪から出ていたから発見できた。発見できたのは、やっぱり「愛」だ。

この動画を100回以上繰り返して、見てくれた人がいると言ったら、皆さん驚くだろう。自分が出ている動画でも、まぁ、良いところ10回程度で飽きる。我々の仲間内では、「トモさん」と呼ばれている。この時点では、彼との接点は、全くなかった。この頃、トモさんも、山梨県で飛行中のドローンを回収不能な場所に落としてしまっていた。トモさんは、「ひょっとしたら、ドローンを落とした奴が他にもいるかも知れない」と考えて、「ドローン・墜落」と検索して、このTJ VLOGに行き当たった。その後、TJのVLOGを通じて、連絡いただき、東京で、トモさんにお会いした。年齢も一つ違いで、セブ島でのスキューバ・ダイビング/ドローンでの空撮が趣味と聞けば、トモさんとの距離が一挙に縮まるのに時間は不要だった。

コルドバで愛機Mavic3で空撮するトモさん

DJIのInspire IIに夢中だったバスターは、トモさんと一緒にルソン島のピナツボ火山の空撮旅行に行く事になる。          

                               つづく