アンドリュー・ベニンテンディ(2023年 シカゴ・ホワイトソックス)【パワプロ2024 パワナンバー】
アンドリュー・セバスチャン・ベニンテンディ
Andrew Sebastian Benintendi
長打を捨てるも……
レッドソックスからドラフト一巡目で指名されると、コンタクトとパワーを両立したスラッガーとして台頭。レッドソックスのレフトの座を確実なものとし、2割後半の打率と20本程度のホームランを期待できるバッターとして二番打者を務め、勝負強さの光るバッターであった。レフトとしても守備が上手く、ゴールドグラブ賞の獲得もするなど総合力の高さはメジャーでも上位の逸材。
2022年からは打撃スタイルを大幅にモデルチェンジし、それまでのスタイルからコンタクト重視のスタイルへと変更し、大幅に長打が減少。一方で3割を大きく超える打率を記録し、ヤンキースへとトレードされることとなる。ヤンキースでは全体的に数字を落としたものの、終わってみればキャリアハイとなる打率.304を記録し、OPSも.772とまずまずの数字だった。
この実績が評価されホワイトソックスと5年7500万ドルの契約を結ぶこととなったが、2023年は前年に比してコンタクト率も悪化、さらに長打も出ないと最悪のスパイラルに陥る。さらに守備面においても大幅に指標が悪化し、攻守両面において精彩を欠いた。
2024年は再び長打を増やそうというアプローチをしているのかホームランは増えたが、打率はさらに低迷。苦戦が続くホワイトソックスの不良債権となってしまうのか。
2023年成績 .262 5HR 45打点 13盗塁
査定について
コンタクトに注視するバッティングスタイルは非常に面白いアプローチではありましたが、レフトにしては攻撃力の物足りなさを感じる部分でもあり、結果として最悪のパターンになってしまったなという感じです。
守備面においてはOAAが-11となっており、打球判断の面において大幅なマイナスを叩き出しています。
ミート多用
2023年から取り組んでいるコンタクト重視のバッティングスタイルというところで、フルシーズン完走して5HRはさすがにミート多用でしょうという感じ。
チャンスB、決勝打
得点圏OPS.807、さらに勝敗を決する場面でもOPS.769となっており、チャンスで割と打ってるという点を評価し盛り気味につけました。普通に査定するならチャンスCの決勝打ぐらいで抑えてるような気はしますが、ベニンテンディは勝負強い印象もありますし。
流し打ち
広角に打ち分けつつ、逆方向への打率も良いのと、やはりコンタクトヒッターとしてのスキルを感じさせる部分でこれは妥当でしょう。
ひとこと
低迷するホワイトソックスの中でかなり厳しい数字で個人的には好きな選手という点もあり作成しました。今年はかなり長打に寄せようとしてますが、数字がかなり悪いこともあり負のスパイラルに陥っている感は否めません。復活に期待。
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