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いつになったら言葉でわかる?

こんにちは。べびぃLabo☆Ceres 杉上です。

先日の親子お話し会でのご質問 2つめ。

これも貴重でした~~~

「今 自分でいろいろしたい時期になって
毎日、かんしゃくの繰り返しなんです。
いつになったら言葉でわかるようになるんでしょ??」

切実ですよね。わかるわかる!

私の考え

私はできる!

生まれたばかりの赤ちゃんは
自分がどこまでか、まだぼーっとしている状態といわれています。
だっこされ、さわられ、服を着て

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指しゃぶり、足しゃぶりをしながら
自分はここまで??がわかるようになってきます。

スナップショット 1 (2019-06-05 16-34)

そうこうしているうちに
移動がはじまります。
ねがえり

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ずりばい、よつばい

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そして
自分で座り、しゃがみ、たち、伝い歩きし、一人歩きをします。
移動することで 周りの環境との違いを感じ
より自分ってこう! 自分って動ける! がわかるようになってきます。

万能感満載です。

そして周りで大切な信頼する人がしていることを
よ~~~~っく観察しています。

あれ! やってみたい!
絶対わたしはできる!!

そんな気分満載です。
なので、やろうとしていることを手伝われると 「じゃましないで!」
後でっていわれると「今なの!」
まだね なんて  「最悪! 私を信頼してないわけ!?」
と心の声が叫びます。

ですからできないと きーってなります。
「私はできるはず!!」

言われたことがわかるのは年の数だけ

こんなとき、ついつい大人は 言葉で説得しようとします。
でもね~~~~

子ども達、とくに興奮している時
脳が認知できる言葉の数は年の数。

1才だったら1つ
2才だったら2つ
3才だったら3つ

とすると、どんな言葉をかけましょう?
危ないことだったら「ストップ」「だめ」「しない」
危なくなかったら・・・・・「そう」「わかった」「どうぞ」

シチュエーションによって一言かけられる練習が結構大人には必要だなあと実感しています。
(参考記事もよかったらどうぞ
子どもが手を出した瞬間 どうする?

きーってなったら

「私はできるはずなのに!!」が心の声だなあと思います。
きーってなったら、だっこしてよしよしかなあ。
「したかったんだね。」「大丈夫だよ」

かんしゃく

ただ、自分で気持ちの切り替えをしようとしている子は
だっこされると、余計にきーってなります。
「私は自分で自分を何とかしようとしてるのに!!!」

そういう時は、しばらく放置で見守っておきましょう。
しばらく泣きわめいていると
自分がなんで泣いているのか忘れちゃいます。
どうにか泣き止みたいけど、きっかけがない感じになります。
頃合いを見計らって、抱っこしてみませんか?
よしよし しながら
「あれ?あそこに鳥さんがいるねえ」みたいに楽しそうなことを手渡してみてください。
ふっと泣き止んで、遊び始めたりするものです。

からだの動きと気持ちの切り替え

小さければ小さいほど、子ども達の心はからだと直結しているなあと感じます。
はいはいをしていて、障害物があったとき、よけて進めるようになってくると 泣いても自分で泣き止めるようになってきます。
気持ちの切り替えができ始めるんですね。

立って歩いての時期も似たような感じです。
迂回ができるというのは、先を見通せるようになってきたってことです。
例えば
遊んでいて ほかの子がまじってきたら、遊びが変わっていったり
とられたおもちゃを頃合いを見て 取り返したり

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何か状況がわかって、対処しているなって感じになったら
自然と癇癪が減ってきます。

それまでは猪突猛進です。
試行錯誤してもめて はじめて迂回することがわかるようになってきます。
大事な時期なんですね。

安心安全の基地があるからできる癇癪

大人にとっては ややこしい 子どもの癇癪。
これは子どもが周りを信頼しているからこそできる行動なんです。

自分は自分で生きていきたいけど
離れるのも不安。大丈夫かな? 受け止めてくれるかな?

大変ですけど、どーんと構えて見守ってあげてください。

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安心安全の基地であるはずの親がおろおろすると
子どもは不安になって余計に癇癪がひどくなったりします。
または、自分の思い通りになると勘違いして ますますひどくなることも多いです。

ここは親も修行です。
親から自立していくために子どもたちは何回かチャレンジをしていきます。
2歳前後
9歳前後
思春期
この時期がやってきたら、
よしよし、成長成長! がんばって乗り越えていくんだよ。

精一杯応援できる親でありたいですね。


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