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子どもが手を出した瞬間 どうする??

こんにちは。べびぃLabo☆Ceres 杉上です。

子どもたちのケンカ。
皆さん、どんなふうに対応されていますか?

SNSで聞いてみたら・・・

私は基本的に見守り派です。
からだ小さくて力も弱い時期に いっぱいぶつかって
 自分と他人は同じじゃない。
 自分の思い通りにはいかないことがたくさんある。

わかっていくのってすごい大事だなって思ってます。

とはいえ、3歳位までの子ども達。
まだまだ言葉ではうまく表現できず
自分の気持ちのコントロールもこれから学習する際中なので
なにかというと 手が出る 足が出る 口が出る。

危険な状況の時は即座に止める必要があります。

その時に、どんなふうに対応するか?
どう言葉がけするか?

その後の子どもたちの成長にも関わる重大場面だなあと思っているわけっです。

そこで!!
SNSで問いかけてみました。

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すてきな反応をいただきました。
そのままではもったいない! とおもったもので
まとめてみたいと思います。

絶対にとめる場面

私なら こんな瞬間は とめます。

 顔、頭に手が出る時
 噛む時
 ものでたたこうとする時 ものを投げる時

顔面以外がいいってわけじゃないですが、怪我した時のリスクが高いので顔、頭は絶対とめます。
そしてもの はだめです。自力で行け~~って感じです。

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たたきたくなるのってどんな感じ?

そばで遊んでいて 急に手が出る。よくあるシーンです。
とくに2歳3歳位までは、自分のものは自分のもの 他人の物も自分のもの。
ここがわかっていると 対応の仕方が見えてくるかな?って思ってます。

あるある場面
  遊んでいてあきてくる
 ー他の子の遊んでいるものに手を出す
 ー「だめ!」「僕の!」

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ということは、飽きてきたなって様子が見えたら
 次の設定をする
 違うものを投入する
など環境が変化すると そもそもたたく気にならないかもしれません。

どうやって止める?

それらしき動作に気が付いたら
  後ろから背中ごしに腕をだく 
  黙って止める ←これ大事!
  言葉をだすなら短く一言
  いいも悪いもなし! 

意外に難しいんですよね。ついつい説明しちゃうし。
でも説明は子どもの耳には届きません。ただただ怖いだけが残ります。
だめなのは行為で、本人じゃないので。

言葉がけで大事なポイントって?

できるだけ否定ではなく肯定の言い方で伝える。

どうしても言い換えの難しいこと以外、否定で伝えない、が子どもたち(大人でも)伝わりやすいと感じています。
そして、できるだけ肯定で伝えている方が 
いざって時、否定がより認識しやすくなります。

たたいちゃダメ=たたく+だめ
とっさの時にとらえるのは、最初の言葉。
「たたく」が耳にはいります。
似た例では「走らない」=走る+(し)ない
この言葉を聴くと 子ども達 走り出します。別に言った人に逆らっているわけではなく、語頭がキャッチされたが故の行動なわけです。

とっさにとめる時にかける言葉候補

じゃあ、どんな言葉があるかなあ?
皆さんが提案してくださった言葉たちです。

「ちょっと待って!―動きを止める
何も言わずに間に入って別のことで気を引かせる
「おててが痛いって」―相手だけのみでなく、自分にも痛みを与えることだと知ってほしい。
「待って」
「とめるよ」
「ストップ」
「あっ!」って声だして、こちらをみられるようにする
「いや」 「いややね」とか、「たたかれるのいや」
「痛い!」

「やめてー」ってお願いはあまり効果なかった実感だそうです。
できるだけ短く。行為をとどまる言葉、感覚を伝える言葉が効果的のようです。
私「だめ」「しないよ」といって割って入ってましたが
次からは上の言葉を使ってみよう。練習練習。

その後どんなふうに対応する?

実はこちらへのご意見が多かったです。皆さん 相手のことを考えられる工夫をいろいろされてるんだなあと思いました。

本人・相手の気持ちの代弁と言語化の後押し
  ◯◯くんがわかってくれないから悲しい😢
  「貸してあげたくなかったのね」「すぐ使いたかったのね」
  たたかれたら痛いんじゃない?
  どうしたの??
  「僕は怒ってるよ」って、言ってみて☺️
  ○○が欲しかった?言葉でいってみる?

「その場ではその行動の推測をして、落ち着いた時に話します。どんな状況で様子で叩いたか分からないので」

何よりも大切なのは、どんな気持ちで叩こうとしたか?その背景だなあと思います。
たたかれた子のほうが理不尽なことをしてるってことはよくあります。「○○ちゃんがたたいた!」ぎえ~~~って泣きながら
一瞬目が笑うつわものもおりますので ^^) _旦~~

気持ち不安定な時は よく手がでますね。自分の中の不消化をたたく行為でどうにかせざるを得ないって感じでしょうか。
よく手が出る子のことを保育士さんに聞くと
「最近赤ちゃんが生まれた」「親がすごい忙しいみたい」など教えてくれます。

気持ちを発揮する練習

こんな素敵な練習方法もご紹介くださいました。

「手加減の体験として、大きな太鼓ドーンドン、小さな太鼓トントン(本人の太腿を太鼓に見立てて大きな太鼓の時は結構力を入れます)を二人羽織でやります。妹弟やらお友達には、小さな太鼓トントンでお願いしますと言って、トントンをやってもらいます。上手にできたらしっかり褒めています。」

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5歳くらいになったら

大きくなって言葉でいろいろ伝えられる感じになったら 本人たちの思うがままにやっていくといいですよね。こんな様子をご紹介くださいました。

「園の仲間となら、本気の喧嘩の場合は殴り合ってても親たちは見守りで止めません。殴り合うならそれだけの理由があるのだし、途中でクラスメイトが止めに入ったりして、話を聞き合ったり、どちらかが泣き崩れて終わり、ですね。やり切ったあとのほうが、ケロッと仲良くやれるんだな、と思います。」

柴田愛子さんがすてきな絵本を描いておられます。

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けんかって 気持ちがざわざわするけれど
本人たちは必死。
必死の気持ちをどう受け止めてもらえるかで その後の行動に影響するなあと思います。

その場その時試行錯誤でいろいろ関わってみたいなあと思います。

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