子どもの運動 無理させないで

こんにちは べびぃLabo☆Ceres きこです。

今 大先輩古賀ひとみさん にオイルマッサージと題する
からだの構造解析セミナー受けています。

復習しないと忘れちゃう! ということで
「からだ貸すよ~~」っていってくださった方に
復習マッサージさせていただきました。
そこで出会ったMさんに
大きな変化が起きました。

30年ぶりの膝の復活

「腰が痛いの」
後ろにひっくり返りそうになる身体を 肩回りで必死で支えていたMさん。
提供後「足の裏が全部地面についた💛」

ふと膝をみると ひざ下に大きなこぶが!
「これ どうしたんですか?」
「中学の頃からあるのよ。ついこの間まで忘れてた」

これはオスグッド病とよばれているもの。

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じゃあ、こんなことしてみたら?と身体の使い方、動かし方をいろいろしていただいたら・・・・・

「小さくなってる!!」
「私の膝が1つになってる!!!」

じつは最初、膝の下に膝がしら位の塊(むくみ?)と
このコブと
膝が3つあった感じでした。
それがいわゆる ふつーの膝だけになりました。

子ども時代の過酷な練習

Mさん。中学時代にバスケットを始めました。
練習を積み重ねたある日、足が痛くて立てない!
病院にいったり整骨院にいったり。
でた診断は「成長痛」

よくある話です。
膝がふっとーく腫れているので通常のサポーターがはまらない。
中学生にとって こんなショックなことはないです。

この時以来、太ももの太さ、膝の大きさにずっと悩んでいたそうです。

今までケアを受けに来てくださった方の中にもいらっしゃいました。
オスグッド病。

部活で過酷にからだを使ったことが原因で起こることが非常に多い。
そして、痛みがあっても無理して続ける。
コーチ、監督も「もっとやれ」「もっとがんばれ」と続けさせる。
そのため、からだの他の部位にも負担がかかり、
故障してやめる
という状況になる人が多いです。

どうして起こるか?を知らなさすぎるなあ。とても残念です。
子ども指導する人は、からだのこと
ちゃんと勉強してほしいなあと切実に思います。

妊娠・出産への影響

そして時がたち、女性の場合だと
妊娠出産時にかなり重症のマイナートラブルになる方が多いです。
そういう方が 私の所に来てくださるので
特にそう感じるのかもしれませんが。
ケアさせていただいても
複雑で
すぐには軽快しない方は
骨折、捻挫、打撲、事故、転落 など
大きなエピソードをお持ちです。

たとえば
 バレエ・ダンスで背中をそらす姿勢が身についてしまった人
 部活などで頭から落下した、大きな打撲をうけた人
 部活で同じ動作をひたすら繰り返した人
 スノーボードでお尻をがつんと打った人

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妊娠して、からだがしんどいな~~と思う方で
上記に心当たりがある方。
早めにからだのケアを受けてくださいね。
早いほど、今以上にしんどくならず
楽に生活できます。
そうすると、お腹の中の赤ちゃんも楽に生活できますから。
HPは こちら べびぃLabo☆Ceres

どうしてオスグッド病になる?

どんな状況になっているか? から考えてみます。

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(日本整形外科学会HPよりお借りしました)

太ももの前面には大腿四頭筋があり、膝の下(脛骨粗面)についています。
この大腿四頭筋に過剰に負担がかかると、付着部が線維化し、重症になると骨化し痛みが生じます。

成長期だと骨が伸びる速度に対して 筋肉の成長がおいつかず
ひっぱられて過度な負担がかかります。
さらに運動などで、常時大腿四頭筋に負荷がかかるとより進行するでしょう。

どう対処する?

大腿四頭筋への負担がへることがポイントです。
 サポーターで患部を支える
 ストレッチする
 炎症がひどい時は冷やす

こうした一般的な対処と共に、大腿四頭筋以外の筋肉を使う動作をすることも重要です。

例えば
屈伸ー膝が足のつま先より前に出ないように行う
歩行や階段の上り下りなどー 大腿部の後ろ側の筋肉(ハムストリングス)を使う
立位ー足裏全体に体重が乗るーハムストリングスの収縮ー殿筋の収縮で行う

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Mさんにも 立ち方、歩き方、呼吸の仕方を練習していただきました。
そうすると・・・・・

コブがひっこみ、膝が一つになったわけです。
約30年ぶりの膝の復活!!

原理がわかれば、工夫ができるし
それは難しいことではありません。

子ども達が痛みを訴えること、よくあります。

いわゆる成長痛かもしれません。
さらに、どういう原理で起こっていそうかを考え
対処することで
楽しく 動くことが続けられます。

どうぞ 子どもたちが無駄な辛い思いをすることが減るように
トレーナーさん、学校の先生
一緒に学んでいきましょう。





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