親子サポーター必須のスキルを学びあいました(2)
スキルが身につくには継続練習が必要。
ということで、講座は2時間×5回 2週間ごと、という長丁場にしました。
この時間間隔、やっぱりよかったなあ。
毎回 皆さんのスキルがアップしていくのがよくわかりました。
参加者ご自身もスキルが身についていく実感があったようです。
①② 聞く技術
最初はゆっくりと。一歩を踏み出すように聴く技術を練習しました。
「5分ながい~~」といってた皆さんも5回目には「話したりない~~~」と変化。
日常でも使ってみた報告が聞かれるようになりました。
・後輩との話 聞くに徹してみたら 違う面がすごい見えた
・グランドルールを作ったら カンファレンスがやりやすくなった
・書くの苦手だったけど なんでも書くようになった
・聞くのはスキルなんだと痛感した
練習したスキルを現場で使ってみたくなって自己選択自己決定でやってみた。このやれた! 体験が背中を押してくれるんです。
③ 翻訳する技術
プロセスレコード
1952年にヒルデガルド・ペプロウが提唱した、看護師と患者間の相互関係における文章記録のことで、看護の振り返りとして行われる「リフレクション」の過程の中での記録にも用いられています。
(https://j-depo.com/news/process-record.htmlより引用)
学生時代 さんざん練習したプロセスレコード。これで翻訳技術は相当磨かれたと思います。1981年当時、これが授業にはいっていた学校・学部は少なかった。先生たちの研究に感謝です。
またreflamingもとても大事。
「起こったことにはいいも悪いもない。決めるのは自分だ」と【エースをねらえ!】のセリフにある通り、物事をどう翻訳するかで観方は変わります。
どんなプロセスで練習したら 身についていくのか?翻訳が考えやすくなるのか?
ここは時間をとって練習したかった。
した成果 ありました。
・翻訳する力 大切。できないに注目しがちになる
そうなんです。できていることに注目すると、アセスメントが変わります。
④ アセスメント(英: assessment)
看護では必須の技術です。でもこれって他の業界ではない概念。
そこが私には目からうろこでした。
アセスメント=評価・査定・分析
利用者に関する情報を収集・分析し、自立した日常生活を営むために解決すべき課題を把握すること(ウィキペディアより)
対象者を理解し、どんなニーズがあるのか?を的確に判断できるようになると、提供するアドバイスやケアが 対象者にぴったりくるようになります。
そのためにも 欠かせない練習です。
そして、翻訳が多様にできると、アセスメントはより具体的に的確になっていきます。
そのためには、
聴く技術で対象者の主観的情報を広く深くとらえること。
観察して客観的情報を多角的に把握すること。
が不可欠です。
これですくすくプロジェクトでめざす技術が充足しました。
⑤クラス運営のコツ
Input したら Output です。
同僚や後輩に伝える場面、ミーティングやカンファレンス、集団指導やクラス運営、セミナー開催の場面など 日常や仕事でひとに伝える、ひとと話し合う時に役立つ技術を考えました。
特に今はオンラインで行うことも多く、どんなスキルをもっていると
学び合いがうまくいくのか。
全5回の「かかわり編」のプロセスを振り返りつつ、技術を高めていきました。
そして講座の中ではなすことで自分の将来に気づくこともあるというのが大きな副産物です。
「1分のプレゼンを考えた時に
自分ができる伝えたいコトってなんだろ?
と考えた時に、ずっと保護者に言ってきたコト、私が伝えたいことはやっぱりコレだなと、自分の中での想いに気付くことが出来ました!」
改めて。親子サポーターに必要なスキルです
ご参加者の感想です。
☆話を聞くをしながら学べる講座がとても楽しくて良いなと思いました。他の方の事を発表するのも、緊張感で思考をまとめる技術につながると思いました。
☆ファシリテーションを実践してくのは本当に難しかったです。終わった後に難しくて頭はぷすぷす沸騰していました。それだけ普段使っていない部分なんだろうとも感じました。
☆アセスメントをする前に、聞く力だと思っていたところに今回の講座だったのでグッドタイミングでした。
☆聞く事、発表する事両方が学べて、他の講座でも発表することが苦ではなくなりました!得意ではないですが、ポイントを押さえてみんなが聞きやすいように考えるようになりました。
☆今回も楽しくセミナー参加させてもらいました。学んだ技術深めていきたいです。
☆毎回新たな視点をいただいた講座でした。話を聞く・伝えることで心の整理ができる内容でした。
回を追うごとに ご参加者の表情が穏やかな自信に満ちていくのがよくわかりました。
紡ぎだされる言葉が どんどん洗練されて 具体的にご自身の想いを伝えるものになってこられました。
他の人の話を聴くことがとても楽しそうで、トークタイムがどんどん伸びていきました。
こんなわくわくした力が、対象者に届いていくんですね。
出会った親子が 自分でできた! この子がわかった! という瞬間を共有できるのが親子サポーターの醍醐味。
そんな時間がたくさん育める力を ぜひ高めていただきたい。
私はそのお手伝いがしたいんだな、と今回自覚しました。
また計画します。
ぜひぜひ、皆様 一緒に学びあって高めていきましょう!
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