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「文章を書く人の定め」の話

文章を書く人というのは、できる限り前例のないような、他者と被らないような内容を書くべきだと思ってます。

いかに面白いお話でも、アンデンティティのない言葉の羅列で書かれてしまったら、「ついつい手に取ってみたくなるような美味しい匂い」がなくなって、それは空気のような薄い存在感のものに堕ちてしまうと思うんですよね。

もちろんお話の面白さは「どれほど斬新なものを自分らしい言葉で表現するか」で決まるわけではないですが、それでも往々にして目新しさが評価につながっているのも事実です。

その最たる例がSFという領域で、未だ手元に現れない未来の数々を分かりやすい形で表現しているからこそ、ベストセラーや興行収入○位という評価になってるんだと思うんです。

筆者が抱いた、未だ見たことのない斬新な「発見」を、第三者が頭でイメージできるから、言い換えるなら「斬新な発見を追体験できる」からこそ、SFは廃れることなく不動の「ファンタジー」としての地位を築いているんだと思います。

「あまりにも斬新な"目新しさ"を、いかに追体験してもらえるように表現するか」

私は、私が抱いたイマジネーションに「前例のないような面白さ」があると、どこか信じているんです。

私は理解者が欲しいんです。
抱く革新的なアイデアについて語り合える人が出てきてくれるための材料を私は提供します。
そして、見てくれたあなたに理解者になってもらえるように日々鍛錬します。

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