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異次元その92◉手の内にある可能性で比較する

親からの7巡目先制リーチを受け防戦一方の状況で安牌じゃない孤立役牌が2種類になってしまった。現在私は北家。

自分が2巡目に捨てている1枚切れの白と対面が2巡目に捨てている1枚切れの中。

どちらかの字牌を切るしかもう道はない。その他の牌は通せそうな根拠が一切なかった。

このどちらかに手をかけるなら安全性が高いのはどちらだろうか。切られた巡目や出ている枚数は同じである。

この場合の正解は白切り。
どのような違いがあるかと言うと白は対面が持っている可能性があるが対面が中を持っている可能性は極めて低いからだ。自分で1度捨てた字牌を持っている可能性はかなり低い。少なくとも捨ててない字牌を持っている可能性の比ではない。

字牌のように使い勝手が悪く、早期に処分されるのが自然な牌が出てこない場合はどこかに偏っているということである。

それは上家、下家、対面、山、のどこかでそれ以外ということはないわけだ。

今回のケースだと白はその4箇所のどこかに偏っていると予想されるが中は対面にある可能性が激減しているので3箇所のどこかに偏っている牌となる。

そう考えると4箇所と3箇所では危険度が大きく違う。

よってこの場合、捨てるべきは白からという結論になるのである。

というわけで、打白。

通る。

次巡、安全牌は増えず結局打中。

ロン。7700。


…でも頑張った。


例え次巡に捨てる方針だとしても、より安全性の高い方がどちらかを追求する。
今回は同じ結果になったかもしれないが、この1巡生き延びたことで助かるケースも必ずある。

似たようなものだと言って思考停止にはなるな。

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