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異次元その1◉字牌は現張りリーチ

例えば西家の先制リーチが入っており
南家は4巡目に白を切っている場面で白と⑦のシャンポンテンパイをしたとしよう。巡目は8巡目あなたは北家だ、役は白だけのダマで1300 点の手とする。
このような場面でこう考えることはないだろうか?
『2件リーチにして追い込んだら安牌がなくなり1枚切れの白が出やすくなるかも』
という考え。(少なくとも私はその考えが頭をよぎる)
だが、本当にそうだろうか?
むしろ1件だけのリーチなら1枚切れの字牌を切ることもあるが2件ではべタオリを選択する可能性が高まるため1枚切れの字牌など切らない。
切るとしても最後の方にやっと出る牌となるので、それまでに先制リーチに負ける可能性を高めてしまう。

よってこのようなケースの勝ちやすい選択はダマとなる。

では 少々変えて、西家の先制リーチが入っており 西家4巡目の捨て牌に白がある現張り1300点だとしたらどうだ。巡目は同じく8巡目
現張りなんだからもちろんダマの方が出やすい?そうだろうか。
たしかに、ダマなら白に警戒はしないかもしれないが、白が出るのはいつになるだろうか。

リーチが1件しかないのであればまずは数牌の現物から打つのが手順であり字牌は後回しにする、それが理というものだ。

しかし西家はもうテンパイなのだから悠長に構えていては先にアガられてしまいかねない。
つまり、字牌は現張りの時こそリーチが有効!
この場合はリーチする事により
『2件リーチでは安牌が減ったぞ、先制リーチが切ってる字牌くらいしか切る牌が思いつかない』となり、早い段階で決着となる可能性を最大まで高める選択となるのである。

だが、間違えてはいけないことがある。

それは、そうであってもシャンポンは不利な勝負であるということ。
あくまでも戦闘意思が固いのであればここはリーチせよという事であり、基本的には待ち牌3枚で対決を挑むのは分が悪い賭けと言わざるを得ない。
だが、私は分が悪い賭けも否定しない。

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