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異次元その197◉降りを想定しているからこそ鳴く

よく聞く教えに
鳴いたら降りるな、降りるなら鳴くな。
というのがあるが本当にそれでいいのだろうか?
また、鳴いたなら前に出て来たから放銃も期待できるという考えもあるがそれも本当に正しいだろうか?

私はむしろ鳴いたら隙が無くなってしまうものと思っている。

鳴きとは、門前だと出アガリ役が無くてリーチに頼らなければならない手にアガリ手段を与える行為という見方もあり、リーチして無防備になる方針やツモにのみ頼るダマの方針を否定する選択であり隙がない。
しかも鳴きなら無理な牌を引いたら押さないでおさえることも出来るし、また復活するのも自由である。

鳴いた=押してきた。チャンス!と考えるのは激甘で、むしろ鳴いたが最後。そこからアガリはもう見込めないとすら感じることもある。
鳴き上手の鳴きは前進させる手段でありながら守備力の高い前進を選んだという証でもあり非常に隙が少ない戦略である。

だからこそ麻雀には絞りが戦略として有効。相手の隙を作るために鳴かせないという考えもある。
門前こそ直撃を取れる機会であり鳴かれたら降りられるものと思うこと。

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