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異次元その137◉アガリ牌で進化する

異次元136の状況と似ているのだが
南2局
私は南家
ドラは発の1巡目

また親が第1打からドラをぶった切ってきた。
全く使えないと踏んだタンピン系の配牌なのだろうが今回もポンだ。

私の配牌はすごく良くて3巡目には次の手格好になっていた。

444⑦⑦⑦⑦⑧⑧⑨(発発発)ポン

テンパイだ。⑥-⑧-⑨待ち。
この巡目ならトップ目からでも出る可能性がある。トップ目は私の下家。
すると対面に位置するラス目の北家から⑧が出た。あら〜。飛んじゃうじゃん…。2着にはなるしまあいいか?
いや、巡目が早いし待ちもいい!まだ頑張ってみても面白いな。

というわけでスルー

ではなくて、ポン!


トップ目は手出しをしっかり見て読みに頼るタイプの打ち手なので⑦⑧⑧から⑧ポンのあと右手側に1枚残して打⑦だと⑨は安全であると考えるはずだ。そこに⑨があるならば⑦⑧⑧⑨からのポンになるわけで。それはつまりもう発ドラ3をロンして3着から2着に上がっている手を見逃したことになる。

なので普通に考えてあれは安全牌だな。あるいは高打点にするためのトイトイの作り途中で⑦より重なりそうな⑨を残してそこを待ちにした最終形を目指しているのかなと読む。そして1番あり得ない⑨をわざわざ抜いてしまいーー

跳直

アガリ牌でアガらないことによって一気にトップを入れ替える一撃に進化したのである。


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