異次元その10◉嘘をつくより無言がいい

南家の4巡目で次の手となる

二四六七八九②③④234北北

三色のテンパイをした。六を切っておけば引っかけかもしれないが…。
私はここで六を切ってリーチするのには賛成しかねる。
なぜならスジ引っかけにはあるリスクが存在するからだ。
この手のケースだと六切りリーチに対して手に三しかないなら出る時もあるが三と六があったらどうだ?
それだとまず六を切る。まして三四五六だったら三は使う。
三四六どころか三五六でもリーチ受け中なら勝負所じゃない限りは六切りになるだろう。
すると自然と六が枯れ始めたことで三の需要を高騰させる結果となり最悪三くらい切ってもいいかなというはずの手からも出なくなる可能性を秘めているのだ。

ここでの六切りは要するに捨て牌が嘘をついているわけだが。少しうるさすぎるかなとも思う。しゃべりすぎの嘘つきに誰も騙されないのと同じように目立つ牌には騙されない。

つまり、ここでの効果的な戦術は寡黙な九切りリーチ。
やたらと嘘をつくよりは無言の方がずっといい。

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