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異次元その3◉降りの押しつけ

オーラス、私はトップ目の南家。
西家からのリーチ受け中、西家はラス目でそこに満貫放銃すれば私は2着転落し北家がトップになるという局面。

私の手はというと、ドラは赤含め4枚持っておりイーシャンテン。安全牌もあることにはあるが、私はこのリーチに真っ向から勝負する選択をした。

もちろん、アガってしまえば勝ちだというのもあるけど、真の狙いは2着目を降ろすことだ。
満貫移動でトップが転がり込んでくる点差でトップ目がリーチに降りてない。
それを見た2着目は

なら放銃するのを待って自分は守っていようかな。

という考えとなり手を崩してしまうのだ。

だがしかし私の手にはドラが4枚あり西家のリーチが満貫もある可能性は低い。
ラスから3着への狙いで2600点くらいの手というのが本命だ。

結果、西家が親から出アガるのだが打点は2600点。
この局、2着目は勝負していればカンチャンを一発でアガって満貫成立だったのに私の押しを見て降りていたのでトップ逆転を逃してしまった。

押すことで降りの判断を押しつけて勝つ。
こんな勝ち方もあるのだ。


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