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【感想?レビュー?】ポケモン剣盾は20歳の僕たちへのプレゼント

こんにちは。いつかぶりの更新になります。
色々温めていた記事はあったんですけど、どれもこれも微妙なので未だに出せずにいました。
どっちにしろゆるーく更新していくんでこれからもちょこっと見てくれると嬉しいです。よろしゅう。

まぁそれはさておき、今回はポケモンのレビュー(?感想かも)をしようと思います。
実はそこまで本気でやる気もなくて、緩くカジュアルにやろう、厳選含めたガチ勢になるのはやめようと思っていたのですが…。

ものの見事に廃人になってしまいました。
でも悔しくない。むしろ快楽。
今回は、そんな廃人を生み出してしまったゲームの面白さを、独自の目線と経験から語っていこうと思います。よろしくお願いします。

1.帰ってきた思い出たち

このゲーム、何が凄いかって過去にポケモンをやめた世代にヒットするように作られていることが凄いと思うんです。

僕は第四世代(DP)を始めたのが大体小学校入りたてとかその辺で、第五世代(BW)で身を引いた人です。
大体BW2やXYが出てるあたりには中学生になっていて、周りの友人は「ポケモンやってんの?ダッセwモンハンしよーぜ!」とか言い始めるようになっていました。
(僕の場合はテリワン、パルテナとネット掲示板にのめり込むことになるのですが…)

おそらく今の10代後半~20代、特に今の高校生、大学生とかからすると第四~第五世代というのは思い出深い作品だったりするのです。
それを物語るかのように、各世代の内定リストを見るととある特徴が見えてきます。

ポケモン剣盾 ガラル内定リスト&世代別内定率https://tokitamaroku.blog.fc2.com/blog-entry-280.html

こちらの記事を読んでもらうとわかるのですが、第五世代からの内定率が異様に高いです。何なら新規より多いです。
これって、第五世代でやめた人たちの復帰を狙ったんじゃないかなって思ってます。超勝手ですけど。
とはいえ、人気ポケモンだったオノノクス、ナットレイの投下や個人的に思い入れのあるキリキザンやブルンゲルなど、第五世代の充実性は目を見張るものがあります。

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これはジムバッジ回収後のセーブデータです。
コマタナとオノンドがいますね。

BWやってた人ならわかると思うんですけど、オノノクスって結構憧れだったんですよ。
超カジュアルプレイしてた僕でもキバゴ探ししましたし。

あとブルンゲルとかナットレイって、BW発売当初のコロコロコミックに戦略が書いてあったんです。超耐久型の。
そこから変化技の面白さに気づいたりして、ポケモンがどんどん楽しくなっていって…。
第五世代は多分話し始めたらキリがないと思います。(キリキザンは趣味です。見た目が好きです。)

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そんな第五世代をやっていた当時小学生だった人たちも、今はもう高校生や大学生。
ちょっと背伸びしたい時期も終わり、かつアルバイトなどもできるようになって色々なものに手が出せるようになっていきます。

そんな中でポケモン。
意外と大学生とかってスマブラやってたり、スイッチ持ってたりするんですよね。
かつ流行る予感がある。
もてはやされたら買っちゃいますよね。僕もその節なんですけど(めっちゃオススメされて買いました)。

ポケモン人気が一気に火が付いたのって、復帰勢に優しいのが大きな理由としてあると思ってます。
今作はポケモンのリストラとかもありましたし、特にターゲットを絞りやすかったのかもしれません。
リストラした理由はそうでなかったにしてもね。

2.わからないがわかる

ポケモンにハマる理由、特に復帰勢へのサポートが手厚いのは十分に語りましたが、でもこれだけで廃人になるとは言い切れません。
廃人になったのには、ガチ勢になるための超わかりやすいサポートが加わったことが理由だと思います。

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前々から個体値が大まかとはいえわかる、というのは耳にしていましたが、今作は主に努力値、レベル上げなどの地道な作業が大幅カットされたのが大きいと思います。

努力値の限界数値さえ覚えておけば、制限解除されて無限に飲めるドーピング剤と5番道路あたりに落ちてる羽根の回収で1単位で調整ができるようになりました。
ポケモン撃破時の努力値調整をいちいち数えなくていいんです。
金は必要ですけど金策もしっかりありますし、理想個体が超簡単に作れます。
Wikiとか参照しなくてもいいんです。楽勝すぎ。

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かつ環境が世代を超えないこともメリットなのではないでしょうか。

前述しましたが、今作は過去作のポケモンが数多くリストラされました。
もちろん中には厨ポケとしてレートを荒らしまわったバケモノも数多くいたわけです。

例えばガブリアスとか。
種族値のASバケモノのじめんドラゴンで環境をわが物にしていたポケモンです。
しかし彼もリストラ。
リストラされたことは悲しいですが、逆に言えば出てくることもありません。

そう、過去作から連れてこれるポケモンの対策を意識する必要がないんです。
そのため、対戦環境に馴染むことも簡単になってきています。
結局ミミッキュが生きているのでここは微妙なところにはなりますけど。

数値の見やすさ、環境の維持ともう一つ大事なことが。
それは、技の調整が簡単になったことです。

今作は第五世代からの技マシンの複数回使用許可を受け継ぐとともに、第四世代以前の使い捨て技マシンにあたる「わざレコード」というものが追加されました。
これの種類がまぁ多い。かつマックスレイドバトルをやることで2つ3つは簡単に手に入る。
お馴染みのわざからちょうはつ、わるだくみ、つるぎのまいなどの優秀変化技に加えて、げきりんやフレアドライブ、ハイドロポンプなどの効果力わざまで覚えさせることができます。
とんでもないことですね。個体値からわざまで調整し放題です。

これらがガチ勢に入りやすい理由になると思います。
シンプルかつやりやすいので覚えることが本当に少ないです。
それでいて理想個体も作りやすい。
わざを苦労して覚えさせる必要もそこまでない(タマゴわざだけは割と別問題ですが…)。
レートに潜れって言っているようなものですからね。皆も厳選しよう。

3.あの頃のロマンを現実に

ここからはちょっと話の方向性を変えて。

ポケモンってガチ勢とか色々な要素があって成立してるとは思うんですけど、やっぱり根底はRPGだと思うんです。
結局ストーリーだったり、クリアまでの部分でつまづくとやる気って一気になくなるんですよね。
ただ、今作はそんなクリアまでのロマンを大切にしてくれるかのようなシステムがありました。
今からするのはそのシステムと、僕のロマンの話。

第四世代からポケモンを始めた僕ですが、一つだけ納得していない部分がありました。

それは、初期パーティがずっと使い続けられないこと。

アニメポケモンなんかを見てると、サトシは初期パーティを意識して最後まで突き進んでいきます。
ただ、僕らがそれをやろうとしても、現実問題として経験値配分が立ちふさがるんです。

ジムリーダーのポケモンがタイプ統一な以上、レベルを上げて火力で制圧するか弱点属性で一気に倒しきるかしかない。
そのうえで、最初の道路に出てくるポケモンは大体リストラされていきます。
ムクホークなんかはインファイトを覚えたり、そらをとぶ要員になったりして最終局面まで役立つこともありますが、基本的にはリストラされがちです。
ひでん要員が関の山ですが、進化するのが手間だったりして放置しがちです。

そんなこんなで、殿堂入りした時には御三家+伝説+チャンピオンロードで捕まえた奴ら…なんてこともよくありました。
今までは、最初の道路で出てくるポケモンで殿堂入りなんてのは、縛りプレイみたいな扱いだったんです。
少なくとも僕の中では。

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今作は、それらを3つのポイントから解決しました。

まず、パーティ全員に経験値が入るシステム。
今作は捕獲、撃破に関わらず経験値を獲得することができます。しかもパーティ全体に。
これで「あのポケモン育成が遅すぎるから捨てよう」という気にはならなくなります。
もちろん戦闘に出たポケモンと控えで経験値量に差が生まれますが、がくしゅうそうちで調整していたレベル差が自動で埋まってくれるのはこの上なく嬉しいことではないでしょうか。

二つ目に、最初に出てくるポケモンがタイプ技をしっかり覚えている点。
今でのポケモンで最初の道路のポケモンと言えば、ビッパ、ミネズミなどのノーマルポケモン。
わざも、他のタイプ持ちのポケモンでもたいあたりやはねるだったりのノーマルわざ。
これらが最初の道路に出てくるココガラ(つつく)やサッチムシ(むしのていこう)、ワンパチ(ほっぺすりすり)などのわざで解消されることになりました。
これによってジムバッジの最初から不毛なたいあたりの押し付け合いを繰り広げる必要が一気になくなりました。

最後に、追い付けなくてもレイドバトルや大型モンスターによる経験値集めができる点。
レイドバトルを回すことでけいけんアメを入手し、旅パのレベルに追い付いていないポケモンも簡単にレベルアップすることができます。
もちろん難しいので友達の力を借りる必要がありますし、ソロで回るのは結構骨が折れます。
でも、その代わりにシンボルで歩き回っている大型モンスター(とても強そうなポケモン)を倒すことで、多くの経験値を手に入れることができます。
しかも序盤に出てくるのはイワークやペリッパーなどの4倍弱点を持つポケモンが多いです。
比較的倒しやすい部類なので、レベル上げにはもってこいです。

こんな感じでレベル上げがとても楽になったので、旅パがコロコロ変わることがなくなりました。
もちろん欲しいポケモン、使いたいポケモンが後から出てきたのなら話は別ですが。
それでも、「初期パーティでも回り切るのは難しくないよ」という条件を与えてくれたのは、ロマンを追い求める人からすれば大きなメリットなのではないでしょうか。
かくいう私もロマンを追い求める人ですからね。

最後に

言いたいことを言いまくっていたら結構な分量になってました。
まぁそんなもんってことで…。

とにかく、ポケモン久しぶりに始めたのに超楽しかったです。
復帰に優しいし、ロマンを追い求めることもできるし、ガチ勢になってランクを回ることもできるし、最高ですね。
やりたかったポケモンでのすべてが詰まっているんじゃないでしょうか。
まだまだ始まったばかりのポケモン第8世代、楽しんでいきましょう!

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