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高IQは数学が得意か?(1)

数学の先生からはその後お返事が無いのだけれど、私なりに考えた答え(精神の多動なので思い付く=やったこと)がこれ。↑子ども向けの数学系、フリー&ライブセッションに親子参加してみた。
・・というと、まるで例の一件を契機に頑張って探したみたいですが、そうではなくて😅偶然舞い込んできたものです。私は「偶然は必然」という考えなのですが、たまたまファミリーメンサのメンバーがお勧めされてた無料の子ども向け数学セッションがとても面白そうだから、先ずこういうのを息子に見せてみようかと思いました。

セッションオーガナイザーのサイモン・サイン氏は、大衆向けの科学系名著をいくつかお持ちの物理学者で、著書としてはフェルマーの最終定理やビッグバンセオリーが有名です
・・・が、
私の推しは↓これだな!

アメリカの有名テレビアニメーションシリーズ「ザ・シンプソンズ」の中に隠された、数学の謎を追った、大変興味深い一冊となっています。
いうて私はまだ原著を読んでないのですが(英語なので息子のKindleから買ってもらうと思って)、YouTubeにご本人が解説されてる動画が上がっており、かなり笑わせてもらいました。
シンプソンズ作った人たち、かなりの数学オタクですね!

ということで、私はこの方の数学セッションを息子に見せて何がしたいのかと言うと・・これは私なりの数学の先生に対する回答で、

①高IQと数学力に相互関係は見られるか?
②息子自身の興味を数学に向ける為に何ができるか?

ということについて、私は先ずここから始めたいと思った次第。

①に関しては私自身、身近に高IQ児童を何人か見てきた経験を通しての長年のテーマでもあり、また何もかもがファミリーメンサ経由の情報となってお恥ずかしいですが(どんだけ影響されてるやら)、以前確かBBCからの依頼で高IQ児童と数学の成績の関係について聞き取り調査したいという声掛けが有ったくらいで、おそらく専門家の間でもその関係性に注目されてる人が居るのではないかなと思ってます。

また別の見方をすれば、そもそもメンサのIQテストというものが「What comes next」または「odd one out」なので、そういうフィルターをかけて選んでるのだからある程度数学に強い人が固まりやすいということも言えます。
IQテスト自体にはいろんな種類があるようだし、ブリティッシュ・メンサもおそらくそういう偏りばかりとならないようにテストはもう一種類言語野のものも用意されてましたが、受けたIQテストの種類によってはまさに数学的思考力と共通するところをテストしてる=そのテストによって高IQと判定された人が数学力が高いのは当たり前、みたいなことが言えるかも知れません。
私はIQテストの別に詳しくないのですが、ブリティッシュ・メンサの場合は説明されてるページがあったので一応貼ります。
https://www.mensa.org.uk/what-is-an-iq-test

②に関して、これは私としては今まで意識して避けて来たみたいなところが有って、別にお受験競争の激しい香港でなくても、日本人のママ友でも誰でも、お子さんが小さい頃から公文通わせたりしまじろうやさせたりするもんですが・・うちは息子がそういうの楽しむタイプではなかったし、あまつさえ学習障害であるとか、ディスレクシアであると言われて来た中で、そういう「教え込むことによって身につく」タイプの学習が難しかったという経緯が有ります。
私も、もし息子が嬉々としてそういうのに取り組むタイプだったらやらせてたかも知れない。また、数学に限らず全ての習い事に言えることですが、少し嫌がる、とか、投げ出しそうになってるのを叱ってまで続けさせて来たか、という点に於いては私はそういう選択をしませんでした。これは、全ての子に対して親は無理強いすべきでないというような御大層な話ではなく、たまたまうちの息子にはそういうのはムリだったから。気も強いですしね。
だけど事実として、私の個人的な周囲にいらっしゃるおそらくかなり高IQだと思われるお子さんたち(カワウソさんの回でも書きましたが共通点があるので何か分かる)はどの子も小さい頃から親御さんが何かされて来たケースばかりなので、ひょっとして私は親としてすべきことをしてなかったのかもな、というのは常に感じてました。この件に関しては補足を書いておきたいのですが、親が早くから数学を与えたから数学の天才になるのではなく、子にその素養があることを面白がった親が次々と与え、それに次々と応えられる子どもが居る、ということなんだと思います。それが良いことなのかどうか、子どもや親にとって幸せなのかどうかは、外野の決められることでは無いと思うし、私はその天邪鬼な実験をしてるのでもなく、息子と選んで来た人生。
そこに満を辞して少し何かしてみても良いか、と思った次第です。

リンクのサイトに関して、ファミリーメンサのメンバーから紹介があった時点で既に第一回目が終わってた為、昨日は第二回目だったのですが、まあまあ、まあ、面白かったかな。
ちょっと早送りしたいようなところがあったのですが、対象年齢をある程度広く取ってあるので仕方ないし、また、ライブ配信だから出題のあとに考える時間をとっておかないと何が何だか分からない子も出てくるだろうし。
ただ、こうやって数学を楽しいゲームというアプローチで見ることには私はほんと大賛成で、出題の意味が分からないというのはまた別の問題ですが、出題の意味は分かるけどどうやって良いか分からないし、何とかして解きたいという意欲も何も無いというのは、完全にこれまで教えて来た側の問題だと思うのです。これは数学の先生というよりも学習全部の問題。学校だけでなく親も加担してるかも知れません。うちの子はちょっとこっちの方に足突っ込みつつあるのかなと、先生と話してて気になって来たから、少し動いてみることとしました。何事も加減ですかね。私も、何が何でも絶対に与えることをしたくないというわけではないので。親が子に、知らない世界を見せてあげたいと思うのは当たり前のことで、そこに親個人の価値観が反映されることも仕方のないこと。私、ほんとに数学の先生の言ってることもよく分かってるつもりなのです。